Q.さくら味の正体って?

今回は、さくら味の正体についてご紹介します。

1.さくら味の正体
2.クマリンの効果
3.桜餅の違い

1.さくら味の正体

さくら味は、桜の葉に含まれる「クマリン」という成分の独特な風味と塩漬けによるものです。

咲いている桜を嗅いだり食べたりしても基本的に味はしません。
ですが、塩漬け、粉砕、乾燥などをさせることでクマリンが細胞外の酵素と反応して、独特な風味を放ちます。

そのため、さくら味は桜餅に近い味になります。

2.クマリンの効果

クマリンには、3つの効果があります。

1)血液をサラサラにする

1つめは、クマリンは、血液をサラサラにして、心筋梗塞や脳梗塞の原因である血栓を防ぎます。
また、同時に、むくみの改善にも役立ちます。

2)抗菌作用

2つめに、抗菌作用があります。
体内の細菌の増殖や生育を防ぎ、細菌を死滅させます。

3)抗酸化作用

3つめは、抗酸化作用です。
老化や疾病から身体を守ります。

・血流を改善したい
・むくみを改善したい
・冷えを改善したい
という方におすすめの成分です。

ですが、過剰摂取は肝臓の機能を弱める危険性があります。
日常的、継続的な大量摂取は控えましょう。

3.桜餅の違い

さくら味の代表格とも言える、代表的な2種類の桜餅についてご紹介します。

1)長命寺餅

1つめは、関東で主流となっている「長命寺餅」と呼ばれる桜餅です。

小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅です。

2)道明寺餅

2つめは、関西で主流となっている「道明寺餅」と呼ばれる桜餅です。

道明寺粉というもち米を蒸して乾燥させ、粗挽きにしたもので皮を作り、餡を包んだまんじゅう状のお餅です。

桜餅の葉っぱは基本的に食べることができるので、ぜひ、お花見などで食べて春を楽しみましょう!

【参考文献】
・日本味覚協会、「さくら味って何味?〜桜の風味を生み出す成分「クマリン」とは〜」

栗林歯科医院 管理栄養士 監修

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