Q.日焼け防止にはビタミンCがいいって本当?

A.本当です。
ビタミンCには、日焼け・シミの原因になる、メラニン色素の生成を抑え、沈着を防ぐというはたらきがあります。

1.ビタミンCがおすすめの理由
2.ビタミンCが多く含まれているもの
3.ビタミンCと併せて摂ると良い栄養素

1.ビタミンCがおすすめの理由

メラニンは本来、紫外線などの刺激から、お肌を守るために産生されるものです。

しかし、過剰に作られて表皮細胞に蓄積することで色素が沈着し、日焼けやしみになってしまいます。

ビタミンCは、メラニンが生成されるメラノサイト内で、メラニンが過剰に作られるのを抑え、色素の沈着を抑えてくれます。

さらに、皮膚の構成に必要なコラーゲンの生成を促進する働きもあるため、肌荒れが気になる方にもおすすめの栄養素です。

2.ビタミンCが多く含まれているもの

ビタミンCが多く含まれている食品は下記の通りです。
※可食部100gあたりビタミンC含有量

1)赤パプリカ(2/3個)ビタミンC 170mg
2)黄パプリカ(2/3個)ビタミンC 150mg
3)ゴールドキウイ(1個)ビタミンC 140mg
4)グリーンキウイ(1個)ビタミンC 69mg
5)いちご(6個)ビタミンC 62mg
6)レモン(1個)ビタミンC 100mg
7)じゃがいも(1/3個) ビタミンC 28mg

3.ビタミンCと併せて摂ると良い栄養素

ビタミンCとあわせて、下記3つの栄養素を摂ることもおすすめです。

1)ビタミンA(β-カロテン)

メラニン生成を促進させる、活性酸素の作用を抑える

2)ビタミンE

ビタミンCのはたらきを助け、活性酸素の作用を抑える

3)L-システイン

体の内側から代謝を促進させてメラニン排出をサポートして、活性酸素の作用を抑える

ビタミンA(β-カロテン)は緑黄色野菜に、ビタミンEはごまやナッツ類に、L-システインは肉や魚などの動物性たんぱく質や豆類に多く含まれています。
(L-システインは、メチオニンおよびシスチンといった含硫アミノ酸から構成されています。)

4〜9月頃は、紫外線がとても強い時期になるので、日焼け止めや日傘なども有効活用しましょう。
体の内側・外側どちらからも、お肌を守っていきましょう!

〈参考文献〉

からだによく効くごはん
永山久夫監修 株式会社池田書店発行

抗酸化ビタミン e-ヘルスネット(厚生労働省)

モルモットに経口摂取させたビタミンC, L-システイン, ビタミンEの併用による色素沈着抑制効果

栗林歯科医院 管理栄養士 監修

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