Q.食品添加物って体に悪い?

A.食品添加物は安全です。
詳しくは下記でご紹介します。

1.食品添加物の基準
2.食品添加物を使う理由
3.無添加・オーガニックは安全?

1.食品添加物の基準

コンビニのご飯は添加物がたくさん入っていて体に悪い、という印象がある方もいらっしゃると思います。

しかし、食品添加物は、「ヒトが毎日かつ一生涯摂取し続けても健康への悪影響がない摂取量」を基準に、国から法律で使用が認められています。

この基準は、国産品・輸入品に関わらず、国内に流通する全ての食品に対して基準が適用されています。

基準量を超えることがないか、不安な方もいらっしゃると思います。

ハムに含まれているソルビン酸という食品添加物で例えると、体重50kgの人が1日ハムを625g(スライスハム約60枚)を毎日食べ続けると、ガンのリスクになると言われています。

日本の基準は、厳しく設定されているため、比較的多く摂取しても健康を害することはありません。

2.食品添加物を使う理由

食品添加物を使う理由として、下記の4つが挙げられます。

1)食中毒を防止するため

ソーセージ、ハムなど

2)製造・加工に必要不可欠なため

豆腐、パン、クッキーなど

3)栄養成分を補強するため

ジュース、お茶など

4)色や香りを良くするため

プリン、カレーなど

食品添加物を使用しているからといって、全てが悪いわけではありません。

食品添加物が嫌われる要因として、高度経済成長期に次々と発生した公害が、化学物質に対する不信感を広げたのではないか、と言われています。

現在は、食品添加物の安全性を試験して、それをクリアしたものが、食品衛生法に基づいて安全に使用されています。

3.無添加・オーガニックは安全?

最近、【無添加】【オーガニック】という言葉をよく聞きますが、実はこれらの言葉は、日本の法律的に定義されているものではありません。

何が入っていないから無添加なのか、曖昧な表示が多々見受けられたり、ある添加物をは使っていないがその代替品を使っているという場合でも、無添加と表示してあるものもあるので、無添加食品が100%安心!というイメージは
少し間違っています。

食品の腐敗や食中毒を防ぐ役目がある食品添加物は、「毎日かつ一生涯摂取しても体に害を及ぼさない量の添加」が
法律で決まっているため、コンビニのご飯も上手に活用して、食事を楽しみましょう!

食事のことでお困りごとは、お気軽にご相談くださいね。

栗林歯科医院 管理栄養士 監修

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