Q.なぜ矯正治療で歯が動くの?

矯正治療で歯が動くメカニズムについて、ご紹介します。

矯正治療で歯が動く理由

矯正治療では、「骨を溶かす細胞」と「骨を作る細胞」の働きで歯が動きます。

歯は硬い骨の中に埋まっています。
その歯と骨の間には、骨と歯を繋いでいる、歯根膜という薄い膜があります。

歯根膜は、食べ物などを噛んだ時にクッションのような役割をしています。

①歯根膜が伸縮する

矯正装置の歯に力が加わると、歯根膜が動く方向に合わせて伸縮します。

②歯根膜が元に戻ろうとする

歯根膜の繊維が縮んだり伸びると、歯根膜は元の厚さに戻ろうとします。

③細胞が活発になる

縮んだ歯根膜側は、元の厚さに伸びようとして、骨を溶かす「破骨細胞」が活発になります。

伸びた方の歯根膜は、元の厚さに縮もうとして、骨を作る「骨芽細胞」が活発になります。

④歯が動く

2つの細胞の働きが繰り返されることで、力のかかっている骨は吸収し、反対側の骨が作られる動きが繰り返されて、少しずつ歯が動いていきます。

1ヶ月で歯が動く距離とは

歯が動く距離は、1ヶ月で平均1.0〜1.5mm程度とされています。
強い力をかければ、さらに大きく動くというものでもありません。適切な力で動かすことで、歯を動かすことができます。
また、適切な力で動かさないと歯の根っこが吸収され、溶けて短くなったり、なくなってしまうしまうことがあるので、無理な力をかけずに徐々に力をかけていく必要もあります。
歯が吸収されると、最悪の場合は歯が抜けやすくなったりします。

また、歯と歯ぐきが清潔に保てていないと、歯ぐきが炎症を起こし、歯の動きが遅くなることもあります。
矯正治療中は、装置が付いている場所は歯みがきが特に難しくなるので、歯科医院で行う歯ブラシ指導や、歯医者で行うクリーニングが大切です。

栗林歯科医院では、矯正中も歯ブラシ指導とクリーニングを行っています。

歯ブラシ指導やクリーニングを行う理由は、下記の2つです。

①矯正の進みを良くするため
②むし歯予防・歯周病予防のため

お口を清潔に保ちつつ、適正な強さで歯を動かすことが大事です。

矯正治療の流れ

当院の矯正の治療を行う方は、ほとんどの方が矯正自体を行ったことがない初めての方です。
また、過去に矯正をしていたのに後戻りをしてしまい、再治療を決意された方もいらっしゃいます。
ですが原則、当院では下記の流れで矯正治療を行なっています。

ー当院の矯正治療の流れー

(1)精密検査
(2)キャディアックス検査(正しい顎の位置を分析)
(3)ご契約
(4)治療(むし歯・歯周病がある場合は、装置を付ける前に治療)
(5)MFT(口の周り・舌の筋肉を鍛えるトレーニング)
(6)矯正装置にて矯正開始(固定式矯正装置)
(7)固定式矯正装置を除去
(8)バイオスターお渡し(後戻り防止用のマウスピース)
(9)マウスピース矯正ご契約
(10)マウスピース矯正のための型取り
(11)マウスピースお渡し・情報管理
(12)マウスピース矯正終了・資料撮影

人により歯並びが違うので、その違いによって矯正治療の流れ、装着する装置、期間は、大きく変わります。
栗林歯科医院では矯正無料相談を行っているので、事前にご相談いただけると、より詳しくその方にあったお話ができます。
ご興味のある方は一度、お気軽にお問い合わせください。

当院のおおよその矯正期間

歯並びによって、矯正の期間が変わります。

成人では2~3年(4年)で終わる方が多いですが、お子さまだと永久歯の生え変わりが終わった後に、さらに最終的な噛み合わせを治していくため、治療期間は大人より長くかかります。

歯並びによって装置の種類も異なるため、検査等を行なった後に、最終的な治療計画をご説明しています。
治療を早く終わらせるためには、装置の力が歯に確実にかかり続けていることが大切です。
歯の状態が、ばい菌が落としきれず不潔だったり、お口の周りの筋肉や舌の癖で装置が外れてしまうこともあります。
1ヶ月に1回の定期的な矯正装置の調整と、3ヶ月に1回のメインテナンスが大切です。
それと同時に、MFTというお口の周りと舌の筋肉のバランスを理想の位置に持っていくトレーニングを行って、矯正の進みを良くすることが大切です。

MFTを適切に行うと、治療期間を短く、後戻りなどを少なくする治療を行うことができます。

矯正治療時の抜歯

栗林歯科医院では、特殊な装置などを使って、非抜歯矯正を心掛けています。

ですが、下記のような場合は、抜歯を行うこともあります。①非抜歯だと、矯正期間が極端に延びてしまう場合
②先天的な欠損歯があり、歯の本数が左右で合わない場合
③歯並びにより抜歯を勧める場合
また、小児矯正から行うことで、顎の成長をコントロールするので、可能な限り、永久歯を抜かずにすむことができます。
矯正治療は、場合によっては抜歯するだけでなく、顎の骨を外科治療する必要がある場合もあります。
抜歯を未然に防ぐために、お子様からの矯正もご検討くださいね。

親知らずは必ず抜歯する?

歯科医院で、親知らずがあると言われた方は多いと思います。
さらに、現代人は顎が小さいため、親知らずが生えるスペースがなく、横向きに生えてしまっている方がほとんどです。
矯正を行う際は、まっすぐ生えていない親知らずがあると、歯を並べるスペースが足りなかったり、その箇所がむし歯や歯周病になったり、矯正終了後に歯並びが後戻りしてしまう原因になることがあります。

その場面は、矯正治療を始める前に、親知らずを抜歯する必要があります。
また、お子さまの場合、未完成の親知らず(歯胚)は歯の根っこが形成されておらず、お子さまの時期に抜いた方が大掛かりにならずに抜けるので、抜歯をおすすめする事があります。
逆に、親知らずを抜かない場合もあります。

具体的には、
・矯正の際に親知らずを使って噛み合わせを作る場合
・親知らずが深く埋まっていて、歯並びに影響を及ぼさない場合
などは親知らずを抜かない場合があります。

矯正をお考えの方は、まずは矯正の無料相談を受けることをおすすめします。
お悩みごとなど、お気軽にお声掛けくださいね。

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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