A.永久歯が先天的に本数が足りない場合は、深刻なため早期発見、早期解決が大切です。
早めに歯科医院で相談しましょう!
1.先天性欠如の現状
2.先天性欠如が深刻な理由
3.先天性欠如の治療方法2つ
1.先天性欠如の現状
永久歯が足りない状態は「先天性欠如」といい、生まれながらに永久歯がない状態です。
この先天性欠如は、近年増加傾向にあり、日本小児歯科学会の調査によると7歳以上の子ども1万5千人のうち、10人に1人が永久歯の先天性欠如があったと
言われています。
(参照:2006年ヨーロッパ矯正歯科学会調べ)
(参照:日本小児歯科学会 2007年〜2008年全国調査「永久歯先天欠如の発生頻度に関する調査研究」)
2.先天性欠如が深刻な理由
手の指が左右5本ずつあり、ぴったり合わさる状態が、歯でいう噛み合わせです。
永久歯は親知らずを除くと上下で28本あり、噛み合わせをつくっていますが歯が1本ない、2本ないなどの状態では、噛み合わせがずれていきます。
噛み合わせがずれると、
1)歯にヒビが入る
2)骨が壊れる
3)顎が壊れる
4)見た目が悪くなる
という弊害が出てきます。
そのため、問題起きる前に、早い段階で歯科医院に相談をすることが大切です。
専門の先生は、現状の歯並びから、どうなっていくのかという未来が分かります。
先生に相談し、歯が1本ないとどうなるのか、相談する必要があります。
3.先天性欠如の治療方法2つ
先天性欠如の治療方法は、下記2つです。
1)インプラント治療
インプラントは、足りない部分に歯を足すという処置、矯正治療は、歯がない部分に歯を寄せるという処置です。
インプラント治療は、チタン製のネジのようなものを骨に埋め込み、歯を増やします。
そうすることで、噛み合わせが揃ってきます。
2)矯正治療
矯正治療は、少しずつ歯を動かして、全体的なバランスを見て、噛み合わせを整えていきます。
歯が先天的に足りないという方は、意外といます。
ですが、自分自身で自分の歯全てを見ることはできないので、歯科医院での定期的なチェックが必要です。
歯が足りないかも?とご自身の歯に不安を持った方は、まずは検診希望などで、ぜひご予約くださいね。
栗林歯科医院 歯科医師 監修