イタリア・パドヴァ Prof.Jan Lindhe バイオロジーコース 4月30日(火)
グローバルスタンダードとは??
研究が進んでいる国へ行っては勉強して帰国する日々が続きますが、最近分かってきた事があります。
それは、その国の文化を理解する!!
という事が非常に大事だと分かってきました。
アメリカは、非常に訴訟の多い国 専門性を追求する国
ヨーロッパは、物や体を大事にする国
日本は、健康保険がある国
それぞれの国で歴史があり、そこで生まれた文化があります。
その文化に応じて、最先端医療を行う必要があると思っています。
1、即時埋入を行うには、抜歯窩の治癒過程を知る必要がある。
2、抜歯窩の掻爬について
3、抜歯窩の血餅が大事
4、肉芽組織には、血管が豊富で単球などたくさん含まれている
5、最初の結合組織は、暫間結合組織である
6、2005年のAraujo&Lindhe先生の文献について
4週間までは、モデリング。 Woven bone
8週間までは、リモデリング。 Lamellar bone
7、2003年のSchropp先生の文献について
0、3、6、12ヶ月で抜歯窩の変化をみる
6ヶ月、12ヶ月では、ほとんどが骨髄で満たされている。
8、2005年のAraujo先生の文献について
インプラントサイドでも抜歯後、頬側の骨がなくなっている
9、抜歯即時を行っても良いが、頬側の骨が無くなることを理解する。
10、ペリインプラントタイティスについて
11、2012年のAlbrektsson,Buser,Sennerby先生の文献について
インプラントをした時点で、遅かれ早かれ骨吸収が起こる。
12、歯周炎について。
1980年のLindhe先生の文献
1976年のPage&Schroeder先生の文献
1952年のWearhaug先生の文献
プラーク、炎症、その下にセーフティーゾーン。
歯肉炎により骨がなくなっているのが、慢性歯周炎。
13、1982年のHugoson&Jorrdan先生の文献
スウェーデンにて、40歳以上の50%以上が骨喪失している
年齢が高くなるにつれて、歯周病の患者さんが増える
14、2011年のヨーロピアンワークショップ
ペリインプランタイティス
BOP(+)
排膿、深いポケット
15、1980年のLindhe先生の文献
ペリインプランタイティスと歯周炎の違い
マクロファージとPMN細胞が多い
つまり異物排除反応が起こっている
16、2005年のFransson先生の文献
何を持って骨喪失? スレッド3つ部分の骨吸収
17、2010年のKoldsland先生の文献
109名に対して、6%の患者さんに3ミリ以上の骨吸収があった
18、2012年のCecchinato,Parpaiola&Lindhe先生の文献
133名の患者さん、407本のインプラント 1年目、6年目
軟組織の炎症がなくても、骨吸収が0、5ミリ以上の骨吸収を起こす人がいる