歯科医師勉強会議事録【2025.11】

【メンバー】

栗林研治理事長、大原裕太院長、金箱志桜都院長、手塚真冴、福井桜、星友二、山口大貴、登坂遼、花森玲奈、山﨑有記

【内容】

根管洗浄・根管充填について講義・実習

【感想】

こんにちは。栗林歯科医院の手塚です。

先日、院内で根管治療に関する勉強会を行いました。
前回は「根管の形を整える(拡大・形成)」がテーマでしたが、
今回はその後に続くステップである
・根管洗浄
・根管充填
・レジン築造(神経の治療後の土台づくり)
についてスタッフ全員で学びました。
根管治療は“見えない部分”の治療であるため、こうした細かなステップの積み重ねがとても大切です。

患者さんにとって痛みを繰り返さない、長持ちする治療を目指し、学びを日々の診療へ還元していきます。

① 根管洗浄
細菌をどれだけ減らすかが勝負

前回の「根管の形を整える」ステップが下地づくりなら、今回は根管を清潔にする工程です。

根管の中には目で見えない細菌が残りやすく、それが後から痛みや腫れの原因になります。

当院では、
•専用の薬液で洗浄
•超音波や音波を使った効率的な洗浄
•根の先まで薬液が届くよう配慮した方法

などを組み合わせ、
再発しにくい根管治療を徹底しています。

② 根管充填
洗浄が終わったら、最後に根管の中をお薬で密閉します。

すき間を作らない処置がとても重要で、少しでも空間があると細菌が再び入り込み、痛みや膿の原因になってしまいます。

今回の勉強会では、
•根管の形に合わせた適切な材料選び
•すき間を作らないための操作のコツ

などを確認しました。

特に当院では、
根の先まで確実に封鎖することを重視しています。

③ レジン築造
神経の治療後、歯を守る「土台づくり」

根管治療が終わると、歯の中は空洞になっています。そのままだと割れやすいので、丈夫なレジン(樹脂)で土台を作ります。

これにより、
•歯の強度が高まる
•その後の被せ物が長持ちする
•再感染しにくくなる
というメリットがあります。

当院では、
接着のステップを丁寧に行い、強固な土台を作ることをスタッフ全員で徹底しています。

最後に
根管治療は、患者様から見えない部分の治療です。だからこそ、医院全体で学びを続け、治療の質を揃えることを大切にしています。

少ない回数で、再発しにくい治療を。
そして、安心して治療を受けていただけるように。これからも技術と知識のアップデートを続けてまいります。

気になることがあれば、いつでもご相談ください。

 

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