今回は好き嫌いの定番、野菜のお話をさせていただきます!
前回からのおさらいですが、好き嫌いの原因には、
・味覚:苦いものは毒、酸っぱいものは腐っている、と本能的に避けることが多い
・食感:パサパサ、シャキシャキ、ネバネバ、ドロドロなど食べづらいと感じるもの
・見た目:色合いが苦手、嫌いなものに似ているなど
・その他:食べて気分が悪くなったことがある、食べるのが面倒くさい(骨を取る、種を取るなど)
といった、生まれつきの感覚と個人の感性から起こることが多いです。
お子様が嫌いな野菜といえば、ピーマン、なす、ゴーヤ、ねぎなど、独特な苦味や青臭さのある野菜、アクが強い野菜などが代表的です。
反対に、とうもろこし、かぼちゃ、きゅうりなど、甘味のある野菜、あまりクセがない野菜はお子様に好まれます。
ここからは、野菜が嫌いな理由別に克服法をご紹介いたします!

①味が嫌
お子様にとって、苦味や酸味は食べなれない味です。
ツナ缶(オイル漬け)と合わせたり、炒め物にして油でコーティングしてあげたりすると、苦味が抑えられます。
また、下ゆでや一度冷凍してから調理すると、苦味が抑えることができます。
チーズなどの乳製品と合わせると、酸味を抑えることができるのでおすすめです!
②においが嫌
においを抑えるためには、下ゆでや塩もみなど下処理をする、油でコーティングされる炒め物にする、カレーやミートソースなど好きな料理の中に一緒に煮込むなど、調理の仕方をひと工夫してみましょう!
③食感が嫌
シャキシャキするものや繊維質なもの、グニャっとやわらかいものが苦手なことが多いので、細かく切ったり、よく煮込んだり、すりおろしたりして食べやすくしてあげましょう。
フードプロセッサーやミキサーなどがあると手軽に細かくできますよ!
④見た目が嫌
特に色の濃い緑黄色野菜ほど嫌いというお子様が多くなります。
切り方を変えてみたり、お花型やハート型、星型などで型抜きしてみたり、可愛いピックなどをさしてあげると、興味を持ってもらえます!
色が苦手な場合は、似た色合いの食材と合わせたり、ハンバーグや餃子などに細かくみじん切りにして入れてあげると、気付かれずに食べてくれることもあります。
お子様の成長期に、バランス良く食事を摂ることはとても大切なことですが、無理に食べさせてしまうと気分が悪くなって、さらにトラウマになってしまうこともあります。
上記でご紹介させていただいた調理方法のひと工夫のほかにも、料理のお手伝いや家庭菜園などで興味を持ってもらうことにより、自然と「食べたい」「食べてみたい」と思ってもらえることもあります。
野菜嫌いの原因からも、味覚が大人になったら克服できることが多いので、食べられたら「お兄さん、お姉さんになったね!」とほめて、さらに食べたい意欲を高めてあげてくださいね♪
【参考文献】
野菜嫌いの子供……、その原因と理由とは?(JCPA農薬工業会)
https://www.croplifejapan.org/
子どもの野菜嫌い克服法とレシピ!野菜を嫌う5つの大きな理由(カゴメ株式会社)
https://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/202201/11970/













