歯を失う原因の多くは「虫歯」「歯周病」「歯の破折(歯が割れること)」の3つです。
これらは歯を失う原因の8割を占めています。
ただしこれらは正しい予防をすることで大きく減らせます。
1. 虫歯(う蝕)
虫歯は細菌が糖分を分解して酸を作り、その酸が歯を溶かすことで起こります。
虫歯予防には、毎日のていねいな歯みがきと甘いものを食べすぎないことが基本です。特に寝る前の歯みがきはとても大切です。
また、フッ素入り歯みがきを使うことで歯が強くなり、虫歯になりにくくなります。
2. 歯周病
歯周病は大人が歯を失う一番の原因です。歯ぐきが腫れたり出血したりし、進行すると歯を支える骨が溶けてしまいます。歯周病予防には歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間を清潔にすることが重要です。
さらに半年に一度の歯科検診で歯石を取ってもらうと、歯周病の進行を防げます。
3. 歯の破折(歯が割れること)
虫歯と歯周病を防いでも、歯が割れてしまっては元も子もありません。
硬いものをかんだり、歯ぎしりや食いしばりで歯が割れてしまうことがあります。
また、神経を取った歯はもろくなりやすいので注意が必要です。
硬いものをかまないこと、歯ぎしりのある人はマウスピースを使うことが効果的です。
虫歯予防・歯周病予防・歯が割れる予防は、毎日の小さな習慣と定期的な歯科検診で実現できます。
歯を守ることは「おいしく食べること」や「健康寿命」を延ばすことにつながります。
当院ではこれら3つの原因から歯を守ることを目的に日々診療しています。
まずは検診で現在のお口の状態を把握してみてはいかがでしょうか。













