歯科口腔外科の診療について

栗林歯科医院では、口腔内の「できもの」やその他粘膜の異変に対し、病理組織検査や細胞診を活用して原因を見極める歯科口腔外科の診療を行っています。

口腔で発生する異変には、口内炎、嚢胞、前癌病変、良性・悪性腫瘍など多様な疾患が含まれ、自己判断で市販薬やサプリを継続すると病態を進行させる恐れがあるため、気になる変化は早めの受診を強く推奨します。

口腔がんはがんの約1%と頻度は高くありませんが、高齢化に伴い増加傾向があり、早期の評価が安心につながります。

口腔がんは、胃がんや肺がんなどの身体の内部の臓器と違い、自分でも見て発見することができるという特徴をもつがんになります。
よって早期発見しやすい分、見つけてから治療に繋げるのが遅れると本当に勿体無いがんです。
遠隔臓器に転移すると5年生存率は著しく低下します。

検査は、診断に病理学的裏づけが必要な症例で実施します。
明らかに悪性腫瘍(がん)の可能性が高い病変は、検査も高次医療機関へ紹介しますが、グレーなケースは今まで遠くの病院へ紹介して検査が必要でしたが当院で可能になります。

また細胞診は外来で実施できる比較的簡便な検査で、悪性・良性の見極めに有用です。
こちらも悪性疑いが強い場合は、病態悪化を防ぐため悪性腫瘍治療の経験が豊富な近隣病院へ速やかに紹介する方針です。

検査対象の代表例は、病理組織検査では白板症・扁平苔癬・難治性潰瘍・カンジダ症、歯周炎・瘻孔・エプーリス・歯肉増殖症・義歯性線維腫、歯根嚢胞・含歯性嚢胞・上顎洞粘液嚢胞、線維腫・乳頭腫・血管腫、唾液腺由来の粘液嚢胞や小唾液腺生検など。細胞診では白板症・紅板症・扁平苔癬・難治性潰瘍・天疱瘡・カンジダ等が対象とされています。

保険診療では3割負担で約5,000円

自費で受けることもでき16,500円 税込となります。

当院に寄せられる患者さんの中で多い訴えは下記の通りになります。

「口内炎が2週間たっても治らない」

「頬に白いカスがよくできる」

「入れ歯が入っている歯茎が痒い。異様に赤い」

「舌に白いできものができた」

「レントゲンで顎の骨の中に黒い何かがいると言われた。」

またかかりつけがある患者さんは当院に検査だけ受けることもできます。
その場合はかかりつけ医で紹介状の作成を依頼して持参ください。

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