皆さんは「EPA」や「DHA」といったものを聞いたことはありますか?
実は、積極的に摂っていただきたい脂質のひとつです!EPAやDHAは、秋の味覚にある秋刀魚や秋鮭に豊富に含まれています。
今回は良質な脂質と、その摂り方についてお話しします。
まず、脂質は1グラムあたり9kcalと、三大栄養素の中でも最も高いエネルギーを得ることができます。
脂質は重要なエネルギー源だけでなく、ホルモンや細胞膜などの構成や、皮下脂肪として臓器の保護、体を寒さから守る働きや、ビタミンの吸収を助ける働きもあります。
脂質を構成する物質のひとつに「脂肪酸」と呼ばれるものがあります。
脂肪酸にも大きく分けて2種類あります。

●飽和脂肪酸
エネルギー源として使われ、体内で合成できる。過剰摂取になりやすく、過剰に摂取すると、血中総コレステロールが増加し、心疾患などのリスクが増加する。
〈主な接種源〉乳製品や肉類、パーム油(加工食品に多く含まれる)
〈該当する脂肪酸〉ステアリン酸、パルミチン酸など
●不飽和脂肪酸
一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の2種類に分かれる。
*一価不飽和脂肪酸・・・体内で飽和脂肪酸から合成することができるため、目安量等は無い。
〈主な摂取源〉オリーブ油や動物性脂肪
〈該当する脂肪酸〉オレイン酸など
*多価不飽和脂肪酸・・・体内で合成できないため、食べ物から摂取する必要がある。摂取する飽和脂肪酸の一部を多価不飽和脂肪酸に置き換えることで、心疾患のリスクを下げたり、HDL(善玉)コレステロールの上昇や、中性脂肪を下げる効果が認められている。
〈主な摂取源〉大豆油やごま油などの食物油、魚介類
〈該当する脂肪酸〉リノール酸、リノレン酸、EPA、DHAなど
旬の食材を選ぶことで、通常の倍以上の栄養素量を摂取できるとも言われています!
ぜひ、この秋は旬のお魚を食べ健康な身体を目指しましょう!
【参考文献】
e-ヘルスケアネット/厚生労働省/













