食べて夏バテ予防！

2025.07.27
Blog みんなが知りたい“歯”のはなし

こんにちは、栗林歯科医院です。

夏バテとは「体がだるい」「食欲がない」「疲れやすい」「寝不足」など、夏の暑さによって引き起こされる体調不良の総称です。
気温や湿度の高さ、冷房による体の冷え、寝苦しさによる睡眠不足などが重なることで、体のバランスがくずれ、心身にさまざまな不調が現れます。
夏バテを防ぐためには、何より「食事をしっかり摂ること」が大切です。
特に、ビタミンB群が多く含まれる食材を意識して取り入れると効果的です。
なかでも注目したいのが、ビタミンB1です。

B群の中でもビタミンB1はおすすめの栄養素です。
多く含まれている食品として、例えば、豚ヒレ肉には100gあたり約1.3mg、うなぎには約0.75mg、大豆や納豆には約0.2〜0.5mgのビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1は糖質の代謝を助け、スタミナ維持に役立つ成分です。
なぜビタミンB1がいいかというと、ビタミンB1は食事で摂った糖質を効率よくエネルギーに変えてくれる栄養素で、疲労回復にも欠かせないからです。
そうめんやごはんなど、炭水化物に偏りがちな夏の食生活には特に必要な栄養素と言えます。

効率よく摂るためには、にんにく、玉ねぎ、ニラなどに含まれる「アリシン」と一緒に摂ると、ビタミンB1の吸収が高まります。
例えば、「豚＋玉ねぎ」で作る豚の生姜焼きや、「豚＋野菜＋ニラ」で作るスタミナ炒めなどは、夏バテ予防にぴったりの組み合わせです。
そしてもうひとつ大切なのが、「好き嫌いせずにしっかり食べること」です。食べ物に偏りがあると、どうしても栄養バランスが崩れてしまいます。
苦手な食材でも、少しずつ取り入れる工夫をすることで、必要な栄養をしっかりと体に届けることができます。