【メンバー】
栗林研治理事長、大原裕太院長、金箱志桜都院長、手塚真冴、福井桜、星友二、山口大貴、登坂遼、花森玲奈、山﨑有記
【内容】
根管治療について講義・実習
(NiTiファイルの特性と使用方法、使い分け)
【感想】
当院の根管治療では、保険診療でもCT撮影・ラバーダム・Ni-Tiファイルを標準採用しています。これは「よく見て(CT)」「清潔な環境で(ラバーダム)」「しなやかな器具で(Ni-Ti)」治療精度を高めるためです。
ただし大切なのは、道具=質の保証ではないということ。Ni-Tiファイルは種類がとても多く、特性を理解して適切に使い分けないと折れやすい一面もあります。私たちは常に新しい情報を学び、症例に合った器具選択を行っています。

今回の勉強会テーマは「レッジ対策」。
レッジとは、根の中の通り道(根管)から外れてしまった“段差”のこと。無理な力で器具を進めると起きやすく、治療の妨げになります。発生を防ぐ操作や、起きた場合の安全な“攻略法”を学び、合併症リスクを下げる手技を磨きました。
難易度の高いケースは専門医と連携しつつ、院内でも技術を均てん化してどのドクターでも同水準の医療を提供できるよう取り組んでいます。
来月は「根管洗浄・根管充填」を深堀り予定です。
患者さんにとって痛みを繰り返さない、長持ちする治療を目指し、学びを日々の診療へ還元していきます。













