こんにちは。
歯科衛生士の小野寺です。
今回のテーマは
『1歳児にジュースとお菓子(お砂糖)をあげたらどうなるか?』
結論からいうと、
むし歯になるリスクは格段に上がります。
生後1年間で清涼飲料水を飲み始める(習慣化してしまう)と、4歳時点で重度のむし歯になる可能性が高くなるという研究データがあります。
周りのお友達は飲んでいるし…
上のきょうだいは飲んでいるから同じものもあげた方がいいかな…
ぐずってどうしようもないからついあげる習慣がついちゃった…
などさまざまな理由があると思います。
現代社会において、お砂糖ゼロ生活は無理に等しいと思います。
調味料にもお砂糖が含まれていることは多くありますし、インスタント食品や加工食品の摂取も多くあるからです。
歯科衛生士のわたしもゼロ生活はなかなかつらいです( ; ; )(笑)
ですが、
コントロールする大切さを知っておくことで、むし歯予防を自分でもすることができるのです!
今回1歳児に着目したのは上記にあげたむし歯がかなりハイリスクで起こってしまうかもしれないということと、離乳食が終わりに近づくタイミングで大人とほぼ変わらない食事ができる準備段階であるということです。
なんでも食べられるようになると、つい色々食べさせてあげたくなると思います。
大前提として、“食”はエネルギーとなり人間に欠かせない大事なことだと思います。
糖分も大切な栄養素です。
ですが摂りすぎると肥満やむし歯にも繋がる危険がありますよね?
歯科の観点でいうと
永久歯はむし歯(神経に近い深いむし歯)の進行が1年かかるのに対して、
乳歯は数週間〜1ヶ月で神経を取るレベルの深い重度なむし歯になることもあります。
むし歯のエサとなるお砂糖の摂取が多ければ多いほどそのリスクをあげてしまう恐れがあります。
また、十分にはみがきができないケースも多いのでより注意が必要です。
小さい頃からのシュガーコントロール(お砂糖の摂取制限)はとても大切です。
また、フッ素を取り入れたうえでシュガーコントロールを行うとより高いむし歯予防に繋がります!
歯が生えた時点でのフッ素塗布やフッ素入りの歯磨き粉の使用を推奨しているのでぜひ試してみてください!
うがいができないから…
と心配になる方もいらっしゃると思いますが、実はうがいしない方がむし歯予防にはとっても効果的なのです♪
これは大人の方もですよ♪
適切な量を守って使えば安全です!

心配な方はぜひご相談ください(^ ^)
また、シュガーコントロールについてもまったくあげないわけではなく時間を決めたり、お誕生日やイベントなどの特別な日にあげるなどいろいろ工夫してみるといいかもしれません。

食事で使う大切な歯をいつまでも健康で綺麗に守るためにも日頃の習慣を見直して家族で健康を守りましょう!













