ハンバーガーやピザ、牛丼、ラーメンなど…早くて安くて美味しい食品のことを
世界では「ファストフード」と呼んでいます。
ファストフードといえば、提供が早いことから時間がない時の食事に便利で、
クーポンも利用できるため値段がお手頃、また栄養成分が表記されているため
カロリーやアレルギーなどの情報把握がとてもしやすいものです。
しかし、高エネルギー・高脂質のため、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすく、
また中毒性があるのが心配どころです。
そんなファストフードですが、それぞれカロリーはどれくらいかご存知ですか?
牛丼の並盛では約630kcal、豚骨ラーメンでは約450kcal(トッピングにより増減あり)、
ハンバーガーのセットメニュー(ハンバーガー、ポテト、ジュース)では約1000kcalです。
一日に必要な摂取カロリーは標準体重×25~35kcal(kcal/kg/標準体重)とされており、
身長160cmの場合の必要カロリーは1400~1900kcalとなります。
ハンバーガーのセットメニューは1日の必要カロリーの1/2を占めるほどのカロリーがあります。
食べてはいけないのではなく、カロリーが高いからこそ食べ方を意識する必要があります。
例えばハンバーガーのセットメニューは、サイドをサラダに変更・追加をしたり、
ドリンクを甘いものからお茶やブラックコーヒーなどに変更するだけで
大幅に減らすことができます。また牛丼などの単品料理にはサラダや味噌汁を追加しましょう。
野菜や海藻類に多く含まれる食物繊維には、血糖値の急上昇を抑える働きがあります。
ファストフードや脂っこいものを食べたくなる時は、カリウム不足が原因かもしれません。
カリウムが不足すると排泄機能が低下しむくみの原因になります。
カリウムはほうれん草や納豆、バナナなどに多く含まれています。
ファストフードと上手に付き合いながら、食事を楽しみましょう!
【参考文献】
厚生労働省、「ファストフードのエネルギー(カロリー)」













