「牡蠣」とは、岩のような殻をもつ二枚貝です。
身が乳白色で味がクリーミーなことから
「海のミルク」と呼ばれています。
牡蠣には種類がありますが、日本でよく食べられているのは「真牡蠣」と「岩牡蠣」です。
真牡蠣はやや小ぶりな牡蠣で、11月から4月が旬を迎えます。
岩牡蠣は殻が分厚く身が厚いのが特徴で、6月から9月に旬を迎えます。
栄養満点と言われる牡蠣に含まれている栄養素を今回は4つご紹介します。
1つ目は亜鉛です。亜鉛は新陳代謝や抗酸化作用の活性化に必要な栄養素で、
牡蠣には魚介類の中でもトップクラスの量の亜鉛を含んでいます。
2つ目は鉄です。鉄は貧血予防や疲労回復に必要な栄養素です。
3つ目はタウリンです。コレステロールの吸収抑制や、血圧を正常に保つ働きをします。
4つ目はグリコーゲンです。パワーの源になる糖類で、スタミナ維持や疲労回復に必要です。
牡蠣はノロウイルスや腸炎ビブリオなどの細菌が原因で食中毒を起こす可能性があります。
食中毒を防ぐために、「加熱用」の牡蠣は絶対に生で食べないようにしてください!
「生食用」は出荷前に除菌・滅菌の処理が施されますが、「加熱用」は収穫後水洗いのみで
出荷されるため、細菌がついたままの状態になっています。
加熱用の生牡蠣は確実に加熱すること、また調理器具は衛生を保つようにしましょう。
最後に、牡蠣の栄養をしっかり補給できるおすすめの食べ方をご紹介します!
レモンや酢橘などの柑橘類に含まれるビタミンCやクエン酸は、
鉄や亜鉛の吸収率がをアップさせます。一滴垂らして食べてみましょう。
また、ビタミンB群は水溶性のため、茹でると栄養が流れてしまいます。
鍋物やスープなどの汁物、また調理の際に水に触れないフライなどにすると、
流れ出た栄養素も全て補給することができます!
美味しいものはたくさん食べてしまいがちですが、牡蠣の食べ過ぎは亜鉛やプリン体の
過剰摂取につながり、吐き気や眩暈、頭痛、痛風の原因になり得ます。
目安としては1日10個までになりますので、注意して食べるようにしましょう!













