1日の食事で、脂質を多く摂取してしまっていることをご存知ですか?
今回は「脂質」について、お話ししたいと思います!
脂質には体を動かすためのエネルギー源はもちろん、体温の調節や細胞へのエネルギー源として重要な役割があります。
反対に、多く摂りすぎてしまうと肥満や心筋梗塞などのリスクを高める可能性があります。
また、脂質の摂取量は1日に必要なエネルギーのうち20〜30%です!(これを脂質エネルギー比率といいます)
※例えば、1日に必要なエネルギーが2000kcalの人の場合、脂質から摂る必要のあるエネルギーは400〜600kcalとなります。
意外と多く摂れそう!と思われがちですが、日常生活において脂質の摂取不足になることは少なく、全国的にも脂質エネルギー比率が30%を超えている人の割合は、20歳以上の男女共に、40%近くを占めています。また、近年、脂質エネルギー比率が30%以上の人の割合はだんだん増えている傾向があります。
脂質の多い食事例
・洋食を始めとする、ひき肉・ばら肉を使用した料理
・揚げ物や炒め物、乳製品やマヨネーズを使用した料理、などが挙げられます。
脂質を抑える食事のコツ
・蒸したり煮る料理(和食)を増やす
・油は計って使用する
・魚メインの料理を増やし、肉類は下茹でしてから使用する(※茹でることで肉の脂がお湯に溶け出します。)
・サラダにドレッシングをかける際、野菜の切り方を変える
・マヨネーズに一工夫する
など、油の使用量は様々な方法で減らすことができます。
いかがでしたか?普段の生活で取り入れられそうなものから取り入れ、肥満や心筋梗塞の予防に繋げていきましょう!
【参考文献】
令和元年国民健康・栄養調査(厚生労働省)













