無性に〇〇が食べたい!最近〇〇をよく食べてしまう!といった経験はありませんか?
もしかしたら何かの栄養素が不足している可能性があります。
今回は、“求めている味”別の不足栄養素について、お話ししたいと思います。
栄養素が不足すると、身体にだるさを感じたり、進行した際は合併症を引き起こすなど、健康面に影響が出ることがあります。
栄養素の不足は、食事量の少なさから来るものや、3食しっかり食べているのにも関わらず、ミネラルやビタミンが不足するケースもあります。
不足している栄養素は、無性に食べたくなるもの(求めている味)で予想することができます!この機会に、食生活の見直をしてしてみましょう。
●甘いものが食べたくなるとき
たんぱく質不足の可能性があります。
甘いものを食べると、セロトニンやドーパミンという脳から物質が分泌されます。
この2つには心身をリラックスさせる効果があり、ストレスがかかると甘いものが欲しくなるのもこのためです。
また、セロトニンはトリプトファンというたんぱく質を構成する成分から作られます。
たんぱく質が不足し、食事からセロトニンが作れなくなり、代わりに脳から分泌させようと甘いものを欲している可能性があります。
効果的な食品:肉、魚、卵

●チョコレートが食べたくなるとき
甘いものでも特にチョコレートが食べたくなるときは、マグネシウム不足の可能性があります。
チョコレートにはマグネシウムと糖が豊富に含まれています。
マグネシウムには糖からエネルギーを得る過程を助ける役割があります。
そのため、チョコレートを欲している身体は、エネルギー不足に陥っており、同時に糖とマグネシウムが摂れるチョコレートを欲している可能性があります。
効果的な食品:ひじきなどの海藻、ほうれん草や大豆製品
●しょっぱいものが食べたくなるとき
ミネラル不足の可能性があります。
たくさん汗をかいた後は、体から水分だけでなくナトリウムやカリウムといったミネラルも失われ、補おうと塩気の多い、スナック菓子やラーメンが食べたくなっている可能性があります。
塩気の多い食品には高カロリーなものが多く、栄養バランスが偏りやすいため、ミネラルを補う目的で摂取するのには不十分です。
効果的な食品:海藻類や魚介類、肉や大豆製品

●脂っこいものが食べたくなるとき
カリウム不足の可能性があります。
カリウムが不足すると体内の排泄機能が弱まり、身体に水分を溜め込みやすくなります。
すると水分ばかりで脂が足りないと感じた身体は、脂っこいものを欲するようになります。
脂っこいものには塩分が多く含まれる場合が多いため、一緒に摂取することでさらに身体に水分を溜め込みやすくなり逆効果です。
効果的な食品:ほうれん草やにんじんなどの色の濃い野菜、バナナやキウイなどの果物
いかがでしたか?無性に食べたいものついを素直に食べてしまいがちですが、栄養不足を悪化させてしまう場合もあるため、自身の食欲と向き合ってみましょう!













