1日にするべき活動量は?

みなさんは、普段よく体を動かしていますか。

今回は、1日にどのくらい体を動かしたら良いのかについて、発信して参ります!

まずは、体を動かすことの効果についてです。
大きく分けて3つの効果があります。

1つ目は生活習慣病の予防です。
2つ目は筋力や身体の機能維持、3つ目は気分転換・ストレス解消です。

活動量の多い人は活動量の少ない人と比べて、2型糖尿病、がんやロコモティックシンドロームなどにかかるリスクが低いと研究で報告されています。

では、1日にどのくらい体を動かしたら良いのでしょうか。
成人の場合は、身体活動として歩行またはそれ以上の強度の活動を1日60分以上、そのうち息が弾み汗ばむ程度の運動を週60分以上行うと良いです。
※身体活動とは、安静にしているときよりも多くのエネルギーを消費するすべての動作のことです。これは、大きく生活活動と運動に分けられます。生活活動とは、身体活動のうち、日常生活を送るうえでの活動のことです。一方で、運動は目的を持って計画的かつ継続的に行う活動のことです。

?メッツとは何?

メッツとはMetabolic Equivalentsの略で、直訳すると「代謝の(Metabolic)量(Equivalents)」という意味をもちます。身体活動の強度をメッツという単位で表しています。
安静時(座ったり、横になっている状態)を1として、運動や活動をした時に何倍のエネルギーを消費できるのかを数字で示しています。

身体活動によるエネルギー消費量の計算方法はこちらです!
エネルギー消費量(kcal)=メッツ×時×体重(kg)×1.05

例えば、体重50kgの人が30分サッカー(3メッツ)を行う場合
7メッツ×0.5時×50kg×1.05=183.75kcal
約180kcal消費していることになります。

体を鍛えたい、ダイエットや人との交流など、さまざまな目的で体を動かしている人がいると思います。どのような活動量で、どのくらいエネルギーを消費しているかを数値化することで、継続するモチベーションにつなげていきましょう。

栄養バランスの整った食事をとることと同様に、体を動かすこともとても大切です。
食欲の秋、運動の秋ですので、ぜひ、参考にしてみてください!

【参考文献】
①suntory/サントリーウエルネスオンラインの健康食品・サプリメント・化粧品(参照日2024/7/ 24)
https://www.suntory-kenko.com/column2/article/2386/
②メッツ表_改訂.厚生労働省.2023年8月改訂(参照日2024/7/30) https://e-kennet.mhlw.go.jp/wp/wp-content/themes/targis_mhlw/pdf/mets.pdf
③e-ヘルスネット.厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト.厚生労働省(2024/7/25参 照日)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-00-002.html

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