溶けた歯を戻す再石灰化を強化する方法は?

今回は、むし歯の対策をご紹介します。

1.むし歯ができるメカニズムとは?
2.再石灰化の強化方法

1.むし歯ができるメカニズムとは?

むし歯ができるメカニズムは下記の通りです。
①食事を摂ると、細菌がついている箇所の歯が溶ける
②溶けた歯は再石灰化するが、歯が溶ける(脱灰)時間が上回ると、歯が脆い状態が続く
③脆くなった歯に噛む力が加わり、穴が開く
こうなってしまう前に、溶けた歯を戻すための対策を知りましょう!

2.再石灰化の強化方法

1)1450ppm歯磨き粉を使う(6歳以上)

唾液中のフッ素濃度が高いと、再石灰化しやすいという特性があります。
通常、歯はpH5.5以上にならないと再石灰化しませんが、フッ素濃度が高い状態ではpH4.5で再石灰化します!

2)歯を磨いた後の口をゆすぐ回数を1回にする

1回口をゆすぐたびに、歯みがき粉のフッ素は大量になくなっていきます。
唾液中のフッ素濃度が高い方が再石灰化しやすいため、ゆすぐ回数は1回のみにすることをおすすめします。
ちなみに、ほぼ口をゆすがず、泡を吐き出すだけ、のような、最小限のゆすぎ方は、一番おすすめの方法で、イエテボリ法といいます。

3)フッ化物洗口液を利用する(4歳以上)

フッ化物洗口液を使うことをおすすめします。
仕事場などで磨けない場合や、気持ち悪くなってしまい、歯が磨けない妊婦さんなどもおすすめです。
歯を磨かないことは歯周病の観点からもおすすめはしませんが、どうしても磨けない時などはおすすめです。

歯を丁寧に磨くだけでは、むし歯は防げない可能性もあります。
まずは1つずつ、実践してみてくださいね!

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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