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治療を知ろう:症例Casestudy
※全ての症例写真や掲載の内容は、患者様の了承を得て掲載しています。 ※栗林歯科医院の同意のない画像や文章の無断転載・無断使用を禁止します。
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2014.07.10 予想外の症状でインプラント治療に踏み切る
診療科目 インプラント・親知らず抜歯・口腔内全体の再構築 術式・装置 - カムログインプラント(ドイツ製)とセラミックの上部構造を使用したインプラント治療
- ハイブリッドセラミックを使用した審美補綴
治療期間 - インプラント:6ヶ月
- 補綴:3ヶ月
- 親知らず:4週間
- メンテナンス:3ヶ月に1度
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Before
右下の歯の根元が縦に割れていて、そこが痛みの元となっていました。その他にも噛み合わせが悪い部分や、水平埋伏した親知らずもある状態でした。 -
After
痛みの元となっていた割れていた歯は抜歯し、その後にインプラント治療を行ってお口の中全体の噛み合わせのバランスを取りました。また見た目にもこだわって、ハイブリッドセラミックを用いた審美補綴も行いました。
患者様の声
40代/女性/浦安市
数年前に治療した歯の被せ物が取れてしまい、しばらく放置していたら別の歯の歯根が痛むようになってしまいました。どこの歯医者さんにしようかなと思ったとき、栗林歯科医院を思い出して、駐車場もあって通いやすそうだし行ってみようかなと。そんな軽い気持ちでした。 当初、被せ物が取れた歯を治療すれば終わるだろうと思っていましたが、初回の検診で治療しなければならない歯が他にも見つかり、思いがけず、長いおつきあいをすることになりました。 途中、東日本大震災があり、通院をストップせざるを得なかったのですが、受付の方から「最近どうされていますか?」といったお電話をいただいて、「また通おうかな」という気持ちになりました。受付の方々の対応は、今まで通った病院の中でも、ナンバーワンと言ってもいいと思います。 治療は最終的にインプラント治療をすることになり、栗林院長から丁寧に説明していただきました。それでも不安だったのでセカンドオピニオンをとったり、知人の歯科衛生士にも意見を求めたりしたのですが、先生のおっしゃることは間違っていませんでので、インプラントに踏み切ることにしました。現在は、インプラントの微調整とメンテナンスに通っています。 治療前は、歯に気を遣いながら食事をしていましたが、今はしっかりと「噛める」ということに喜びを感じながら、美味しく食事をいただいています。検査と診断
虫歯歯周病検査、インプラント精密検査(模型分析、CT撮影)を行いました。その結果、右下5番の歯根破折、左下6、7番に歯根の治療が必要な根尖性歯周炎、左下に水平埋伏した親知らずがあり、軽度の歯周病ということが分かりました。そこで、右下5番の歯根破折については抜歯後にインプラントで欠損歯を補完、左下6、7番は根管治療、水平埋伏した親知らずは抜歯、その他、4本ほど審美補綴を行う治療計画を立てました。予定治療期間:動的治療で約2年間
術式プロセス
痛みの元になっていた右下5番の歯根破折した歯を抜歯し、インプラント治療中に、隣の6番も割れはじめました。左上4、5、7番の歯の欠損で負荷がかかっていたことが原因とみられ、すでに失活している右下4、7番の歯の寿命を延ばすために、患者様の同意を得て、左上7番もインプラント治療に踏み切りました。 インプラント治療においては、右下5番の抜歯後、3ヶ月間骨の回復を待った後、隣の6番と合わせて2本のインプラント下部構造を埋め込み、さらに3ヶ月間のオッセオインテグレーション(骨とインプラント体が結合するための安静期間)を経て、セラミックのインプラント上部構造を装着しました。そのほかにも、水平埋伏した親知らずの抜歯や、ハイブリッドセラミックを使用した審美補綴を行うなどして、最終的に口腔内全体を再構築しました。患者様は、現在もインプラントと全体のメンテナンスで3ヶ月に1度、通院されています。
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2014.07.06不安や痛みを乗り越えてガミースマイルを克服
診療科目 過蓋咬合(ガミースマイル)・矯正歯科・ホワイトニング 術式・装置 - 過蓋咬合の矯正/TADを使ったベネフィット、下顎是正装置・フォーサス
- ホワイトニング/TION ホームホワイトニング
- 嚥下機能異常/舌と唇の筋肉の訓練、上唇・舌小帯切除
治療期間 - 矯正準備期間:1ヶ月
- 動的治療:3年
- 合計:3年1ヶ月
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Before
下顎の顎が小さく、上顎の歯が下顎の歯を噛み込んでしまう過蓋咬合でした。また患者様ご自身が歯並び、特に笑ったときの歯茎の見え方(ガミースマイル)を気にされている状態でした。 -
After
TADを使った矯正装置を使用して、ガミースマイルを改善しました。今回のケースでは、親知らず以外は抜歯せずに治療を進めました。またホワイトニングも行い、美しく整った状態になりました。
患者様の声
20代/女性/千葉県
矯正治療のきっかけは、ある一枚の写真でした。そこには楽しそうに笑っている私がいるのですが、よく見ると「えっ、私ってこんなに歯茎が出ているの?」と。笑っている自分の写真にショックを受けました。その時は「ガミースマイル」という言葉は知りませんでしたが、とにかく「自信を持って笑えるようになりたい」と、思い切って矯正治療を受けることにしました。 説明は受けていましたが、矯正装置を付け始めた頃は痛かったです。ただその痛みにも慣れてくると、歯並びがだんだん綺麗になっていくのが分かって、嬉しい痛みに変わっていきました。また治療中はいろいろ不安になるものですが、スタッフさんが声をかけてくれたり、治療とは関係ない話で盛り上げてくれたりといった気遣いがとても嬉しかったですし、素晴らしいなと思いました。 治療には時間をかけてしっかりと取り組んでくれました。麻酔をしたり、親知らずの抜歯や、矯正装置を埋めるといった痛みが出そうな治療でもほとんど痛みを感じることはありませんでした。治療には約3年かかりましたが、健康な歯を1本も抜かずに、歯並びを美しく整えていただきました。 矯正治療中は、口の中の違和感や、痛みがあったりと大変なのですが、それを乗り越えられる環境が、栗林歯科医院はどの歯科医院よりも充実していると思います。その励ましに支えられながら治療を終えて、自分の笑顔に自信がもてるようになり、人生が変わりました。矯正治療をして良かったなと心の底から思っています。検査と診断
CTやデジタルレントゲンの検査結果から、下顎劣成長と口腔内後方にある臼歯部の高さ不足により、下顎の前歯が全く見えないほど噛み合わせが深すぎる過蓋咬合と分かりました。さらに軽度の歯周病と虫歯が認められたため、矯正治療に入る前に治療を終えなければなりませんでした。また、嚥下機能にも異常が見られたため、舌と唇の筋肉の訓練や、上唇・舌小帯切除も必要と判断しました。
親知らずが上下左右に1本ずつ生えいていたので、4本をすべて抜歯しましたが、今回の治療では、この4本以外は抜歯しない方向で進めることにしました。これは矯正治療における栗林歯科医院の治療方針でもあります。 矯正装置については、TAD6本を使って固定式矯正装置を装着することにしました。また、過度に覆いかぶさっている上顎のすべての歯を後方へ、下顎と下の歯を前方へ持ってくるために下顎是正装置・フォーサスを1年間ほど使用する計画を立てました。予定治療期間:動的治療で約2年間
術式プロセス
矯正治療に入る準備として、歯周病と虫歯の治療を行いました。また親知らずの抜歯4本も行いました。栗林歯科医院では、抜歯すると歯列弓(歯が入る顎のスペース)が小さくなり顎関節症になりやすくなることから、基本的には、親知らず以外は抜歯せずに矯正治療する方針を取っています。 矯正装置は、TADを使用して上下顎とも唇側に固定式装置のベネフィットを装着しました。さらにガミースマイルを治すための固定源として、上顎唇側にTADを2本入れ、上顎口蓋にゴムをつけて後方へ引っぱり、さらに、上下ワイヤーにへこみをつけ、これにもゴムをつけて、噛み合わせを整えながら治療していきました。 矯正治療途中に、動的治療を停止してブラッシング指導を行ったり、患者様自身の審美意識が高まり、こだわりを追求したため治療期間が延びましたが、噛み合わせも仕上がりも美しくすることができ、患者様に納得していただける治療になりました。完了治療期間:約3年間
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2014.07.04治療中の見た目に配慮しながら出っ歯を治す
診療科目 矯正歯科・上顎前突(出っ歯)・ホワイトニング 術式・装置 - 上顎前突の矯正治療/TADを使ったベネフィット、MEAWワイヤー
- ホワイトニング/TION ホームホワイトニング
- 嚥下機能異常/舌と唇の筋肉の訓練、上唇・舌小帯切除
治療期間 - 矯正治療準備:3週間
- 動的治療:2年6ヶ月
- 合計:2年7カ月
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Before
下顎が小さく、上顎が前に出てしまう上顎前突(出っ歯)でした。出っ歯が原因で無理矢理に唇を閉じようとしていたため、顎の部分の筋肉が緊張していました。また口が閉じづらいので、口の中が乾燥しやすく虫歯菌がつきやすくなっていたため虫歯治療も必要でした。 -
After
治療期間短縮と審美性を高めるため、小臼歯と親知らず合計8本を抜歯して歯を動かしやすくした後、TADを使った固定式矯正装置により歯の向きや出っ張りを整えて、出っ歯など歯並び全般を改善しました。さらにホワイトニングも行い、美しい口元を実現しました。
患者様の声
30代/女性/愛知県
私は高校生の頃から、歯並びにコンプレックスがありました。出っ歯で口が閉まらない状態だったのです。これまで矯正治療に踏み切れなかったのは、治療中、矯正装置が目立ってしまうからでしたが、歯の裏側に装着できるということを知り、矯正治療を決意しました。 治療についての説明がとても丁寧で、特に複雑な装置がどのような役割を果たすのかについて細かく説明していただき、十分理解することができました。 実際治療を始めると、歯の裏側に装置がついているので、歯磨きしづらい、食事の度に口の中を気にしなければならない、特に麺類を食べるとひっかかりやすい、といった難点があり、「矯正装置を外したい!」と思うことも一度や二度ではありませんでした。 そんな時、励みになったのが治療中に撮影した、自分の笑った横顔の写真です。自分で言うのもなんですが、「すごく、キレイになった」と思い、「最後まで頑張ろう!」と決意できました。また、先生方やスタッフのみなさんが「キレイに並んできたね」と励ましてくれたことも、治療を続けるモチベーションになりました。 矯正治療は、途中、大変なことが多いかもしれません。でも、治療を終えた後、私には満足感しか残りませんでした。特に私の場合、治療中に結婚することが決まり、結婚式の日取りに合わせて、矯正治療とホワイトニングを終えていただき、人生最高の日を自慢の笑顔で迎えることができました。検査と診断
CTやデジタルレントゲン撮影を行い上顎前突(出っ歯)と診断しました。 また、いくつか虫歯も見られたため、その治療も並行して行いました。このケースの場合、実は抜歯しなくても対応できたのですが、見た目が気になると言う患者様の意向を尊重して上顎舌側矯正を採用する方向としたことや、治療期間が通常より1年程長くなってしまうことから、歯を動かしやすくしてより審美性を高めるために、小臼歯と親知らず合計8本の抜歯を行うことにしました。
また、嚥下機能異常も見られたため、舌と唇の筋肉の訓練と上唇・舌小帯切除が必要と判断しました。 矯正装置は、TADを使った固定式矯正装置を採用する方向で、上顎にはベネフィット、下顎にはMEAWを使用して、噛み合わせをしっかりとりながら、審美性の高い治療を行っていく計画を立てました。予定治療期間:動的治療で約2年間
術式プロセス
まず抜歯を行い、虫歯を治療して、歯を動かすための準備を整えました。 今回のケースでは、抜歯することで治療期間が短縮されるほか、前歯を後ろに動かしやすくするためのスペースを確保することで、審美性が高められるというメリットがありました。一方で、抜歯により顎の幅が小さくなるために、顎関節症にかかりやすくなるというデメリットも懸念されたので、患者様には選択肢を示して、納得いただいた上で治療を進めていくことにしました。 上顎の矯正装置には、審美性を考慮して舌側矯正のベネフィットを採用しました。 また下顎には、最終的に唇側のワイヤー・MEAWワイヤーを入れる手法をとりました。下顎はストレートワイヤー(まっすぐなワイヤー)から始まり、5ヶ月ほどかけて5段階のストレートワイヤーを、MEAWワイヤーに変更していきます。 最初から太いワイヤーを入れると、痛みが出るなど患者様のご負担が大きくなってしまうため、細いワイヤーからスタートして太さを変えていきました。今回は、3段階目までが断面が丸く細いワイヤーを使用し、その後の2段階にはブラケットの構造的に力がかかりやすい、断面が四角いワイヤーにしました。最終的にはホワイトニングも行い、機能的で審美的にも理想に近い状態に仕上げることができました。 完了治療期間:2年7ヶ月