歯科用CTについて

みなさんこんにちは。

広報プロジェクトです。

前回に引き続き今回も栗林歯科医院をもっと知ってもらおうと思い情報発信していきたいと思います。

では2回目は「歯科用CT」です。

歯科用CTとは?

CT画像   CTとはComputed Tomographyの略で、コンピューター断層撮影法という意味です。歯科用CTは医療現場で用いられているCT技術を歯科分野に応用した機械であり、X線を使って身体の断面を撮影して3次元的に画像化します。歯科の領域では特に頭頸部の画像化に特化して診断や治療に役立てられています。

◎歯科用CT画像とレントゲン写真の違いは?

親知らず2親知らず1  

写真は同一部位のレントゲン写真とCT画像です。レントゲン写真は顎骨の形態や走行する神経の位置、歯が生えている方向把握することはできても2次元的な位置関係でしか把握できません。つまり歯や神経の位置がわかっていても実際にどのくらいの位置関係にあるのかを正確に判断することはレントゲン写真では不可能なわけです。しかし、歯科用CT画像では顎骨の形態や走行する神経の位置、歯の生えている方向、さらには骨密度の状態を3次元的に画像化する事が可能なため、より正確な診断する事ができます。

◎どのような治療に応用されるか?

・親知らず 骨の中に埋まっているような親知らずの抜歯を行う際に親知らずの根の先と神経までの距離というのは非常に大事な要素となります。親知らずの抜歯による神経マヒのリスクをより確実に、より安心安全に抜歯の準備ができるという面では抜歯の前にCT撮影を行うことは非常に大事なことと考えられます。   ・根管治療 スクリーンショット 2017-03-04 14.02.27スクリーンショット 2017-03-04 14.03.02 スクリーンショット 2017-03-04 14.05.00スクリーンショット 2017-03-04 14.04.42スクリーンショット 2017-03-04 14.04.25 根管治療が必要か必要ではないかはレントゲン撮影でも判断することは可能です。しかし、レントゲン写真では2次元的な画像なので実際にその歯の根管がどのような形態か?根管がいくつあるかまでを正確に判断するのは限界があります。CTを用いる事で上記した通り3次元的に画像化する事が可能になるため、レントゲン写真では確認できない範囲まで視覚化する事が可能となります。   ・歯周病治療 歯の支えとなる骨の破壊の程度がより詳細に確認する事ができるので、おおよその歯の寿命を予測する事が可能です。   ・インプラント治療 インプラント1インプラント3インプラント2 インプラント治療においてインプラントを埋入する部位の骨の状態を正確に判断することは非常に大事です。骨の厚み、形態、高さ、骨の内部に存在する血管や神経の走行を事前に確認しておく事でより安心安全にインプラント治療を行うためにCT撮影を行うことはインプラント治療において必須だと言っても過言ではありません。   ・矯正治療 矯正治療は歯を動かして歯並びを変えていきます。つまり土台となる顎骨の状態を知ることで歯の移動の限界を予測する事ができるため効率の良い治療が可能となります。また、現在では矯正用インプラントを固定源としてより正確かつ短期間で矯正治療を行うこと手段もあるのでCT撮影を行うことは治療の選択肢を増やすことにつながります。

◎栗林歯科医院では

栗林歯科医院では治療のケースによってCT撮影を行なっております。ケースによっては保険診療内で撮影することが可能です。CT撮影は基本的に口腔内審査とレントゲン撮影を行なった後に必要だと思われる症例ケースの場合にこちらから事前に報告いたします。]]>

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