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フッ素(フッ化物)でむし歯予防
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の小野寺です。
もう夏がきたのか?というくらい気温が高く暑い日が多くなりましたね。
まだエアコンはつけていませんが、少し寝苦しい日も増えました…
女性の方は特に紫外線も気になる時期に突入しましたよね( ; ; )
紫外線対策と水分補給でバテないように乗り越えましょう!!
さて、今回はフッ化物(フッ素)についてお話します。
フッ素って聞いたことはあるけどいまいちなんだかわからない
という方も多いのではないでしょうか?
むし歯予防にはフッ素が良い!歯が生えたらフッ素塗布をしましょう!
でもフッ素は何が良いのか?どういう意味があるのか?
フッ化物は化学的に合成されたものではなく、自然界に分布している元素です。
土壌や海水、動植物、肉・野菜・果物などの食品にも微量に含まれています。
フッ素がむし歯予防として良いとされる理由は、
- 再石灰化の促進
- 歯質強化
- 細菌の酸酸性抑制
の3つの効果があるからです。
食べることでお口の中が酸性の状態に傾きます。
酸性=カルシウム(歯の性質)が溶けやすい=虫歯になる!!
ですが、溶けっぱなしということはほとんどありません。
(だらだら食べをしていると酸性の状態が長く続くので虫歯のリスクは高くなりますが…)
これは唾液の力(緩衝能)によって元の中性の状態に戻ります。
さらに歯の質を高める、つまり酸に強い歯にするためにフッ素はとても効果的なのです。
エナメル質の耐酸性が高くなると虫歯になりにくい歯が作られます。
ほとんどの歯磨剤(歯磨き粉)にもフッ化物が配合されています。
身近な虫歯予防はやはり日々の歯磨きです!!!
フッ化物配合の歯磨き粉を使用することで虫歯予防につながります。
各年代の歯磨き粉の適正量は、
是非参考にしてみてください!
歯科医院ではより高濃度のフッ化物塗布をすすめており、当院では半年に1回の塗布を推進しています。
フッ化物をうまく使用して虫歯予防をしていきましょう!
医療法人社団 栗林歯科医院 歯科衛生士 小野寺 志穂
記事執筆者

歯科衛生士の小野寺です。 お口の中を健康にする事は全身の健康にも繋がります。 皆様がいつまでも健康で居られるよう全力でサポートさせて 頂きたいと思います。 いつも明るくそして笑顔で! 皆様がリラックスして頂けるよう心掛けております。 どうぞ宜しくお願い致します。