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歯ぎしり、食いしばり 〜無意識に歯を傷つけていませんか?〜
少しづつ暖かくなってきていますがまだまだ寒い日が続きますね。
また花粉症によって治療が辛そうな方、多くいらしゃいます。私も花粉症なので早く花粉のない季節になってほしいものです…
今日は歯ぎしり、食いしばりについてお話しさせて頂きます。
歯ぎしりと食いしばり何が違うかと言いますと、歯ぎしりは上下の歯をギリギリと横にすり合わせてしまう状態を言い。
食いしばりは横のすり合わせはないものの強く噛み締めている状態を言います。
これらの症状があると…
①歯への負担『歯の磨耗により歯がしみる、かける』『歯が割れて噛むと痛い』『噛み合わせが深くなって被せ物が取れやすい』
②顎への負担『口を大きく開け辛い、音がする』『朝目覚めた時に耳の前あたりが痛む』『噛み合わせが悪くなった』
③全身への影響『肩こり、頭痛』
これらの症状が全て歯ぎしり、食いしばりが原因で起こるとは言い難いですが、原因の一つと言われています。
歯ぎしり食いしばりは睡眠時や、集中している時に起こります。
なので自分が歯ぎしり食いしばりをしているかどうかは分かり辛いものです。
歯ぎしり、食いしばりで起こり得る症状は以下のものです。
①頬の内側、舌の横に付く歯の痕。
②上顎下顎にできる骨隆起
③歯の根元にできる溝
このような症状があると歯ぎしり、食いしばりをしている可能性があります。
もし症状がひどく、生活に支障がある場合は治療が必要となります。
①矯正により理想の噛み合わせに近づける。
噛み合わせの不正で強く噛んでしまう部位がある場合、矯正で歯全体で噛めるようにします。
歯ぎしり、食いしばりを完全になくすものではありません。
②検査結果を元にマウスピースを作成する。
顎の動きを測定して一番安定する噛み合わせの位置でマウスピースを作成します。
顎への負担軽減と、歯への直接的な負担を軽減します。
③上顎の型取りをし、マウスピースを作成します。
歯同士が強くかみ合うことを防ぎます。
このように歯ぎしり、食いしばり一つとっても色々な症状がみられます。
もし気になってらしゃる場合は、一度お話をしていただければと思います。
栗林歯科医院
歯科医師 川野裕貴子
記事執筆者

歯科医師の川野です。 患者様が安心して治療を受けられるよう全力を尽くしていきます。 気軽にお声がけください。よろしくお願い致します。