歯科治療に関連する4つの全身疾患

【 院長 】 

医療の進歩に伴い、平均寿命が年々長くなる昨今。 この医療の進歩というのは『病気を治す』技術であり、『病気を予防する』技術ではありません。 つまり、何かしらご病気を患っている患者様が非常に多くいるということです。

 

我々、歯科医師は、患者様のお口の中だけではなく全身状態も考慮して歯科治療を行うことを求められています。 つまり問診も非常に大切になります。

 

そこで今回は、歯科治療と関連する特に重要な全身疾患について書きます。

 

【目次】

1. 糖尿病

1−1 糖尿病とは

1−2 歯周病と糖尿病

1−3 外科処置と糖尿病

2. 骨粗鬆症

3. 心筋梗塞

3−1 心筋梗塞とは

4. 脳梗塞

4−1 脳梗塞とは

4−2 心筋梗塞・脳梗塞が歯科治療に与える影響

 

 

1−1 糖尿病とは

糖尿病とは、インスリンの欠乏または作用が不足することによって、慢性的に代謝変動が持続する疾患の事でです。

また、蛋白、脂肪、電解質など代謝全般が侵されます。 WHOは、2006年には世界に少なくとも1億7100万人の糖尿病患者がいると報告しています。その患者数は急増しており、2030年までにこの数は倍増すると推定されています。

血糖値が上昇し感染しやすくなる病気です。

 

 

1−2 歯周病と糖尿病

特に糖尿病は歯周病との関連があります。 糖尿病の患者さんは歯周病になりやすく、歯周病の患者さんは糖尿病に罹りやすいと言われています。

 

血液検査の結果HbA1cが6.1%以上、空腹時血糖が126mg/dL以上であると糖尿病が疑われます。 糖尿病予防のためにも、歯周病を防ぐべく定期的なメンテナンス、日々のブラッシングが重要です。

1−3 歯周病と外科処置

糖尿病の患者さんは感染しやすい状態になっています。

例えば抜歯をした後、健康な方と比べて治りにくいこともあります。

或いは血糖値の数値次第では抜歯などの外科的処置が行えないときもあります。

 

 

2. 骨粗鬆症

骨粗鬆症が直接的に歯科治療に影響を及ぼすわけではなく、骨粗鬆症の治療薬或いは予防で用いられるビスフォスフォネート製剤(以下BP製剤)が影響を及ぼします。

このBP製剤を注射或いは内服している方は、必ず歯科医師に申告してください。

 

BP製剤を服用或いは注射さえれている状態で例えば歯を抜いたりすると大変なことが起きてしまうのです。

 

何が起きるかと言いますと…

骨が腐ってしまうんです。

場合によっては大きな手術が必要になることもあります。

 

休薬すべきか、しなくても良いかは患者さんにとって不利益が生じないように歯科医師と医師で話し合います。

 

 

 

3. 心筋梗塞

3−1 心筋梗塞とは

心筋梗塞とは、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が、動脈硬化などで血管が細くなり血栓(血の塊)が血管を塞いでしまうことです。

つまり、血の塊が血管を防がないように、血液サラサラ系の抗凝固薬(ワーファリン)や抗血小板薬(バイアスピリン)を服用することがほとんです。

 

4. 脳梗塞

4−1 脳梗塞とは

脳に栄養を供給する動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素または栄養不足のため壊死、または壊死に近い状態になることをいいます。

こちらも部位は違いますが、脳の血管が詰まってしまう病気で、治療法は心筋梗塞と同じくまずはお薬による治療が一般的です。

 

4−2 心筋梗塞・脳梗塞が歯科治療に与える影響

前に述べたように、この二つの病気に対して、血液がサラサラするお薬、つまり血流が良くなるお薬による治療が一般的となります。

よって、歯を抜くなどの外科的処置を行う上で血が止まらなくなる可能性が出てきます。

血が止まらないと、生命に関わることもあります。

歯科医師としては、そのようなお薬の服用は止めていただきたいですが、服用を止めたことが原因で心臓と脳に負担があると命に関わることがあるので主治医の内科医と情報共有が必要となります。

その際、血液検査の結果が非常に重要となります。

 

 

血液検査の結果によっては抜歯などの処置が行えないこと、大学病院にご紹介させて頂くこともありますが、全て患者様第一に考えていますので、ご理解頂けると幸いです。

 

以上、歯科に関わる4つの全身疾患について書かせていただきました。

 

栗林歯科の歯科医師は、お口の中だけでなはく『全身管理』そして、『患者様の心』も一緒に診る様心がけております。

何かご不明な点がありましたらいつでも声かけてください。

 

医療法人 栗林歯科医院

歯科医師 津島  克哉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科医師津島 克哉

栗林歯科医院 院長の津島 克哉と申します。 医療技術の進歩に伴い、人生100年時代と言われています。 そこで、10年、20年先を見据えた長期予後に重きを置き、一本でも多く歯が残り食事に困らない人生をサポートしていきます。 また、局所的な『歯』を治すだけではなく、『人』『全身』を考えた治療を行うよう、日々研鑽を積んでおります。 大学病院で学んだ、全身管理の知識も生かし、最適な治療を提案いたします。 最後になりますが、私は患者さんとの『対話』も非常に重要であると考えております。 そこで、『心の声』にも耳を傾け、治療を進める上で患者様に納得して頂ける様、丁寧な説明も心掛けております。 どんな些細なことでも結構です。 いつでもご相談下さい。 宜しくお願い致します。

診療時間
9:00 - 13:00
14:30 - 18:30 - - -
14:00 - 18:00 - - - - -

休診日:GW(5月3日~5日)・年末年始(12月30日~1月5日)

平日
9:00-13:00 14:30-18:30
土・日
9:00-13:00 14:00-18:00
休診日
GW(5月3日~5日)
年末年始(12月30日~1月5日)
  • 〒279-0023
    千葉県浦安市高洲 2-4-10-2F
    インシップ医療モール内
  • GoogleMapsで見る>