虫歯について ~そもそも虫歯の原因って何?~

おそらくほとんどの方が「虫歯」という言葉は知ってると思います。

しかし、虫歯は何が原因でなってしまうか、そもそも虫歯とはどのような状態を指すかを正確に知り、人に説明できる方はあまりいないと思います。

なので今回は虫歯について書かせていただこうと思います。

ではそもそも虫歯とは何なのでしょう?

虫歯とは歯が酸によって脱灰、つまり溶けた状態のことを言います。

dogawa1

ではこの酸とは一体どこから出てきたのでしょうか??

その答えは口の中にいる菌にあります。

口の中には口腔常在菌と呼ばれる口の中に居続ける菌が存在します。種類だけでも400種以上の菌が常在すると考えられておいて、数にすると100億以上の数の菌が我々の口の中にいるとされています。

その中で特に虫歯と関連深い菌として「ミュータンス菌」があります。

このミュータンス菌の性質として非常に厄介なのが歯の表面に付着することができ、さらに糖分を代謝して酸を産生する能力があることです。

歯の表面にこびりつき、そこから酸を出され続ければその部分は虫歯になってしまいます。

では酸を産生するために必要な糖分とはどこからやってくるのでしょう?

答えは簡単です。

そう、我々が口にする食事です。つまり食事をすればするほどミュータンス菌に対して酸を産生するための栄養源を与えることになるわけです。

甘いものばかり食べてたら虫歯になると皆さん何と無くイメージはつくと思いますが、その理由は上記に挙げたことにあります。

さらにミュータンス菌を含めた多くの菌たちは食べカスとゴチャゴチャに混じり、「プラーク」や「歯垢」と呼ばれる状態になります。

プラークや歯垢は歯の溝の中や歯と歯の隙間、歯と歯茎の境目などに溜まりやすく、虫歯の原因源として口の中に居続けるわけです。

長滝谷 晋司2016.10.07_A009長滝谷晋司_2016.10.07_A003

イメージしてみてください。

だいたい虫歯があると言われる時は歯と歯の間や奥歯の咬む面の溝に多いですよね?

当然歯垢の除去には歯ブラシが有効です。しかし、上記で挙げたように歯の溝の中、歯と歯の隙間、歯と歯茎の境目などの部位は歯ブラシの毛先が届きにくいところです。

これらの部位に溜まった歯垢を除去するためには歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使うことがより効果的になってきます。

つまり歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの3種をうまく使いこなすことが虫歯予防にとって非常に大事になってくるのです。

が、、、

現実問題としてこれらの器具をうまく用いたとしても全ての歯垢を完全に取り除くことは不可能に近いです。

自分の家の掃除に置き換えた場合、掃除の器具が揃っていても完璧に綺麗にするのはかなり難しいですよね?それと一緒です。

完全に取りきれない歯垢を取りきるには歯科医院でのクリーニングが必要になってきます。

いつも行なっているご自身での歯磨き、つまりホームケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを両立することでお口の中を清潔にすることが虫歯予防にとって重要になってきます。

今回は虫歯について根本的な話を書かせていただきました。

もしこのブログを見てわからないことや気になることがありましたら気軽に栗林歯科医院の歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。

医療法人社団 栗林歯科医院 歯科医師 和田俊一郎