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歯周病について
【目次】
1、歯周病とは
2、歯周病の進行レベル
3、検査(審査・診断)
1、歯周病とは
歯周病は歯垢や歯石の中の細菌が原因でおこる、歯茎の炎症や、歯を支える骨を破壊してしまう病気です。
痛みがなく進行するので気付きにくく、早い人ではすでに10代から発症し、
60代では約50%の人たちが歯周病にかかっています(出典:厚生労働省 歯科疾患実態調査 平成23年より)。
また2005年に全国2000余の歯科医院で行われた抜歯の原因調査結果では、
歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」(42%)で、虫歯よりも多い結果になりました。
歯周病はとても怖い病気なのです。
さらに歯周病菌が糖尿病、心疾患などの全身疾患や妊婦にも影響を与えることが明らかになっています。
初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、
「歯磨きのときに歯茎から血が出る」・「口臭が気になる」・「歯がぐらつく」・「歯茎が腫れている」等は
歯周病のサインです。
放っておくと歯が抜け落ちてしまうので、早期の治療と毎日の予防が大切です。
2、歯周病の進行レベル
3、検査(審査・診断)
歯周病を見つけるるためには、検査が必要です。
「1、歯周病とは」の項目で述べたように、歯周病は特に初期の段階では自覚症状がほとんど出ないので、
歯科医療機関での検査を受けないと正確な診断をすることはできません。
当院では分かりやすい情報提供と患者様ご自身の理解を深めていただくため、
Dental X(デンタルテン)というツールで、患者様の歯やお口の中全体の状態を
「分かりやすいイラスト付きの診断書」としてまとめたレポートのプリントアウトをお渡ししております。
診療後にご自宅でも確認していただくことで、より深く今の状況を理解していただき、
大切な歯を健康に守っていく環境を一緒につくっていけると考えています。
歯周病の検査はプローブと言われる探針を歯と歯茎の隙間に入れて行います。
歯を支える骨がどれだけあるかを数値化されることで、歯周病の有無を診断します。
歯周病の診断は「歯と歯茎の隙間が5mmで出血がある」と歯周病と診断します。
また検査では歯の揺れ(動揺)やお口の中の写真(口腔内写真)、レントゲン写真を撮影します。
お口の中の写真(口腔内写真)は、1年に1度撮影して記録に残します。
細かく写真を撮りわかりやすく説明することができます。
また、過去の写真と現在の写真を比較することが可能です。
レントゲン写真は撮影することで骨の状態を確認できます。
またデンタル14枚法という14枚に分けて細かくレントゲン撮影することで、歯の間の虫歯や骨の状態を詳しくみます。
当院ではいつでもこのような検査を受けることができます。
所要時間は30〜60分ほどです。
費用は保険診療で3000円以内です。
「歯磨きのときに歯茎から血が出る」・「口臭が気になる」・「歯がぐらつく」・「歯茎が腫れている」
「最近、歯医者で検診してないな」、「歯周病のことが心配で見て欲しい」 等
少しでも気になるところがございましたら、ぜひ当院へいらして下さい。
医療法人社団 栗林歯科医院 堀口 紀
記事執筆者

歯科医師の堀口です。 患者様、一人一人が笑顔になって頂けるように治療をさせて頂きます。 よろしくお願い致します。