加齢の口臭対策ってどうすれば良い?

1.口臭の対策
2.加齢とともに生じる身体の変化
3.お口のケアを強化する必要がある方
4.お口ケアの方法3つ

今回は、加齢による口臭対策をご紹介します。

1.口臭の対策

加齢による口臭の対策方法は、
A.口腔ケアをより丁寧に行うことです。

加齢臭は、体臭だけでなく、口臭が原因になってるとも言われています。
口臭の原因がお口の中の場合は、「お口の中のバイ菌」が原因となっています。

2.加齢とともに生じる身体の変化

年齢が上がると、唾液の分泌量が減ります。
唾液が減ると、唾液の働きの1つである、バイ菌を洗い流すことができなくなります。
それがやがて、口臭につながります。

ー唾液の主な働きー
1)自浄作用:口の中の食べ物を洗い流す
2)抗菌作用:細菌の侵入や、増殖を抑える
3)消化作用:消化構想の力で食べ物を分解して消化しやすくする
4)粘膜保護作用:口や喉が傷つかないように保護する
5)緩衝作用:食後、酸性に傾いたpHを中和する
6)再石灰化作用:飲食で溶けかかった歯を修復する
7)潤滑作用:発音や発声をスムーズにする

3.お口のケアを強化する必要がある方

下記の方は特に、お口のケアを強化する必要があります。

1)歯みがきなどでバイ菌が除去しきれていない方
2)メインテナンスに3ヶ月に1回行っていない、口腔ケアを怠っている方や
3)むし歯・歯周病を放置している方
4)入れ歯や被せ物があるのに、お手入れをしていない方
は、より丁寧に口腔ケアを行いましょう。

入れ歯や差し歯、被せ物の素材は、
・唾液が染み込みやすい
・バイ菌や歯垢(プラーク)が付着しやすい
という特徴があります。

そのまま手入れを怠ったり、間違った方法で手入れを行うと、すぐに不潔になり、口臭の原因となってしまいます。

そうなる前に、清潔にするケアが必要です。

4.お口ケアの方法3つ

お口のケアの具体的な方法を3つご紹介します。

1)フロス・歯間ブラシを行う

歯ブラシだけでは取りきれない、歯と歯ぐきの間のバイ菌も取り除くことができます。

2)染め出しだけでバイ菌を見える化

バイ菌の付着の有無が見えるので、バイ菌をしっかり取り除けます。
また、歯磨きは付着している部分を磨けば良いので時間短縮をすることができます。

3)歯科医院で3ヶ月に1回メインテナンスを行う

歯科医院で、3ヶ月に1回メインテナンスを行い、お口の中をお掃除してもらうことが大切です。
また、自分自身でバイ菌を取るのが苦手な部分を把握できて、予防につなげることができます。

一度、歯科医院でのメインテナンスで、
・むし歯や歯周病などの病気になっていないか
・口腔ケアが自分自身でしっかりできているか

など、歯科医院にお気軽にご相談くださいね!

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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