インプラント治療後に気をつけること9つ

今回は、インプラント治療後に気をつけること9つをご紹介します。

1.痛み・腫れ・あざが出る可能性がある

痛みは早いと2~3日程度、長いと1~2週間ほどで治まります。
治癒後は起こりうることで、痛み・腫れ・あざが出たとしても段々と治っていきます。

2.出血がある

治療した部分に、血がにじむような出血が続くことがあります。
手術をしてから1日程度は唾液に血が混ざります。
出血が多い時は、ガーゼや脱脂綿をまるめて傷口に当て、20分程度噛むとほとんどの場合は出血がおさまります。
しかし、それでもあきらかに出血がある場合には、我慢をせずに歯科医院に連絡をしてください。

3.やさしくうがいする

インプラント治療後の洗口剤を使うことは必須です。
ですが、うがいのしすぎ・強いうがいはしないように気をつける必要があります。
強いうがいをしてしまうと、出血が止まらない・傷口が広がる・治療で入れた薬剤が流れるなどが起きる可能性があるので、注意が必要です。

4.薬の服用を行う

抗生物質は、指定された日数分、必ず服用するようにしてください。
服用する理由は、細菌感染を防ぐためです。

痛みがある時は、鎮痛剤を服用してください。
また、常用されている薬がある場合、アレルギーのある薬剤がある場合は、必ず事前にスタッフにお知らせください。

5.食事を摂取する

基本的に食事の制限はありませんが、施術後、1週間ほどは硬いもの・刺激の強いものは避けることをおすすめします。
理由は、手術した部位を傷つけてしまう恐れがあるためです。

また、傷口が開いてしまったり、治癒が遅くなってしまうため、手術部位では、噛まないようにしてください。

積極的に摂った方が良い栄養は、高カロリー・高たんぱく・ビタミンなどです。
摂取することで、効果的な傷の治りが期待できます。

6.喫煙を控える

施術後、8週間は禁煙をお願いします。
喫煙してしまうと、インプラント手術後の歯ぐきの治りを遅くしたり、インプラントと骨がくっつくのを妨げてしまいます。
また、インプラントを支える歯ぐきの抵抗力を弱らせ、インプラントが抜け落ちてしまう原因にもなります。

7.お酒・運動を控える

施術後、4日ほどはお酒・運動を避けていただくようお願いします。
インプラントは特に、手術後~3日程度が腫れや痛みのピークです。
飲酒・運動で、血行が良くなってしまい、更に腫たり、出血しやすい状況になってしまいます。

8.お風呂はシャワーにする

軽めのシャワー程度は問題ありませんが、長時間の入浴は避けてください。

入浴すると血行が良くなり、腫れや痛みが増す要因になってしまいます。
そして熱いお湯につかるほど血行が良くなるため、湯船につかることは控え、軽くシャワーを浴びる程度にしましょう。

9.手術部位をケアする

手術後は、やわらかい毛の歯ブラシと、洗口剤で、お家で感染予防を行うことが大切です。
インプラントは、歯がなくなってしまった箇所に行うことができる素晴らしい処置ですが、きちんとした診査診断に基づいた手術が必要になります。
手術後も、定期的に歯科医院でメインテナンスを行い、インプラント歯周炎にならないようにするなど、ケアが必要です。

インプラントは、治療をしたから終了、というわけではありません。
手術を行った直後、そして定期的なメインテナンスなど、治療と予防が必要になります。
インプラントを行うか迷っている方、その後メインテナンスに通えていない方など、ご質問がある方はお気軽にお問い合わせください!

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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