矯正治療のメカニズム〜矯正を早く終わる方法は?〜

栗林歯科医院でも、矯正をしたい!という方が多くいらしゃいます。
ご興味のある方は矯正無料相談もありますので気軽にお声がけください!
ところで、矯正と言われると、ワイヤーやマウスピースで歯を動かして噛み合わせを整えるものという事以外不明な点が多いと思います。
なので今回は矯正でよく聞かれる疑問について答えていきたいと思います。

1.どうやって歯が動く?

歯は硬い骨の中に埋まっています、この中をどのようにして動くのでしょうか?
歯と骨の間には、歯根膜という骨と歯を繋ぐ繊維を含んだ組織があります。歯根膜は物を噛んだ時にクッションのような役割をし、矯正で歯を動かす時に重要な働きをします。
矯正装置の力によって歯根膜中の繊維が縮んだり、伸びたりすると歯根膜は元の厚さに戻ろうとします。
この、歯根膜が元の厚さに戻ろうとする働きによって、力の掛かった方向の縮んだ歯根膜側では骨を溶かす「破骨細胞」が、反対側の伸びた歯根膜では骨を作る「骨芽細胞」が働きます。
力のかかっている骨は吸収していき、その反対側のこの2つの細胞の働きが繰り返されることにより、力のかかっている骨は吸し、反対側の骨は作られていく事で、歯は少しずつ動いていきます。

2.1ヶ月に何mmくらい動くの?

歯は1ヶ月で平均1.0〜1.5mmくらいとされています。
すごく動きが遅く感じますよね?強い力をかければもっと早く動くのではないかと思いますよね?
しかし、強い力で引っ張れば大きく動くというものでもありません。
適切な力で動かすことで、歯がしっかりと動くのです。
また、適切な力で動かさないと歯が吸収することがあるので、無理な力をかけずに徐々に力をかけていかなければなりません。
また、歯のお掃除などが出来ていないと、歯肉が炎症し、動きが悪くなることがあります。
矯正中は装置が邪魔してお掃除が難しくなるので、歯科医院での歯ブラシ指導が大切になってきます。
栗林歯科医院では矯正の進みを良くする事と、虫歯予防、歯周病予防の為に歯ブラシ指導とお掃除を矯正中もさせて頂いています。

3.流れ(+虫歯・歯周病があるときはどうなる?)

矯正の治療はほとんどの方が初めての方です。(過去に矯正を行って後戻りをしてしまって再治療の方もいらっしゃいます。)
どのような流れで行なって行くのかわからないですよね。

(1)精密検査
(2)キャディアックス検査(正しい顎の位置を分析します)
(3)ご契約
(4)治療(虫歯・歯周病がある場合は装置がつく前に治療する)
(5)MFT(口の周り舌の筋肉を鍛えるトレーニング)
(6)矯正装置にて矯正開始(固定式矯正装置)
(7)固定式矯正装置除去
(8)バイオスターお渡し(後戻り防止用のマウスピース)
(9)インビザラインご契約
(10)インビザラインのための型取り
(11)アライナーお渡し・情報管理
(12)インビザライン終了・資料撮影

大まかな流れはこのようになっています。
しかし、歯並びによって矯正装置の種類、治療の流れは大きく変わります。
栗林歯科医院では矯正無料相談を行っているので相談していただけるとより詳しくお話しすることができるので、ご興味のある方は一度ご相談ください。

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4.期間はどれくらい?早く終えることはできるの?

期間は歯並びによって変わっていきます。成人では2~3年(4年)の方が多いですが、お子様ですと生え変わりが終わった後に最終的に噛み合わせを治していくので治療期間は長くかかります。
治療を早く終わらせるには、まず装置の力が確実に歯にかかっている事が大切なので装置外れていない事が大切です。
歯が汚れていたり、お口の周りの筋肉や舌の癖によって装置が外れてしまう事があるので定期的な来院と、3ヶ月に1回のメインテナンスが大切になってきます。
矯正装置が付いていると歯磨きがしづらいので、栗林歯科医院では、歯磨き指導と治療を行なっております。
それと同時に矯正の進みをよくする為にMFT(お口の周りと舌の筋肉のバランスを理想の位置に持って行くトレーニング)を行うことによって治療期間を短く、なおかつ、後戻り等を少なくする治療を心掛けております。

5.矯正では歯を抜かないといけないの?

栗林歯科医院でも非抜歯を希望する患者様は少なくありません。
出来ることならご自身の歯は1本でも多く残したいですよね。
栗林歯科医院では特殊な装置などを用いて、非抜歯矯正を心掛けております。
例外としては横向きに生えている親知らず、非抜歯だと極端に矯正期間が延びてしまう場合、先天的な欠損歯があり歯の本数が左右で合わない場合などがあります。
どのような装置を使用するかは歯並びによって異なる為、検査等を行なった後最終的な治療計画をご説明させて頂いております。
また、小児矯正から行うことで顎の成長をコントロールし、可能な限り永久歯を抜かなくていいようにして行く事ができます。
矯正治療は場合によっては歯を抜くだけでなく、顎の骨を外科治療で動かしていかなければいけなくなります。
将来、お子様の歯並び不安な場合は一度ご相談ください。

6.矯正で親知らずは必ず抜歯する?

親知らずがあると言われたことはありますか?
歯科医院で親知らずがあると言われた方は多いと思います。
さらには現代人は顎が小さいので親知らずが生えきらず、横向きになってしまっている方がほとんどです。
矯正を行う際、この様な親知らずがあると歯を並べるスペースが足りなかったり、
矯正終了後に後戻りの原因になる場合があります。こういった場面には親知らずを抜く事があります。
また、お子様の場合、未完成の親知らず(歯胚)は歯の根っこが形成されておらず、この時点で抜いたほうが楽に抜けるので抜歯をお勧めする事があります。
逆に、親知らずを抜かない場合としては、矯正の際に親知らずを使って噛み合わせを作る場合や親知らずが深く埋まっており、歯並びに影響を及ぼさない場合などは親知らずを抜かない場合があります。

矯正をお考えの方は、まず矯正の無料相談をおすすめします!
お悩み事など、お気軽にお声掛けください。

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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