歯周病について 〜治療編〜

歯周病の診断は「歯と歯茎の隙間が5mmで出血がある」と歯周病と診断します。 とお伝えしました。 スクリーンショット 2017-06-20 11.38.31   では、もしご自身が歯周病だと言われたら、そのあとの治療はどのように進めていけば良いのでしょうか? 歯周治療の流れは以下のように進みます。   歯周検査(審査・診断) ↓ 初期治療 ↓ 1ヶ月後 再評価(検査) → メインテナンス ↓ 外科治療 ↓ 2ヶ月後 再評価(検査) ↓ メインテナンス   1)初期治療 歯周病の治療はまず初期治療から始めます。また初期治療は担当の歯科衛生士が行います。 内容は以下の通りです。 1、正しい歯磨き指導(プラークコントロールを上げる) 2、歯茎より上の汚れを取る 3、歯茎より下に溜まっている汚れを取る   1、正しい歯磨き指導(プラークコントロールを上げる) 歯周病の原因はバイ菌です。 そのバイ菌は、歯垢(プラーク)とも呼ばれています。 スクリーンショット 2017-09-21 15.57.37 スクリーンショット 2017-09-21 16.07.32 この歯垢は、お風呂の排水溝や三角コーナーのヌルヌルと同じで 水をかけてもたわしやスポンジなどでこすらなければとれません。

それと同じでお口の汚れもうがいや薬では落ちないので、正しく歯ブラシを使わないと落ちません。

普段使っている歯ブラシを持参していただき、担当の歯科衛生士が正しい歯磨きの仕方を教えます。   2、歯茎より上の汚れを取る 歯茎より上に付いている汚れは 「歯垢と歯石」 があります。 歯石は歯垢(プラーク)が石みたいに硬くなって(石灰化)しまった状態です。 この歯石になってしまうと歯ブラシだけでは落ちません。 またこの歯石はザラザラしてるので、歯石の上にさらにバイ菌が付きます。   スクリーンショット 2017-09-21 16.18.19   当院ではスイス・EMS社製の超音波スケーラーで、歯の表面や歯と歯茎の間にある歯垢や歯石を痛みなく取り除きます。   スクリーンショット 2017-09-21 16.15.09       またスイス・EMS社製のエアフローと呼ばれるクリーニング機器で、 安全性の高いアミノ酸パウダーを歯に吹き付けることにより、虫歯の原因となる歯垢を痛みなく取り除きます。   スクリーンショット 2017-09-21 16.15.01         3、歯茎より下に溜まっている汚れを取る 歯と歯茎の溝の深さが深いと歯垢・歯石がどんどん溜まりやすくなります。 歯茎より上の汚れを取るときと同じように、 スイス・EMS社製の超音波スケーラーで、歯の表面や歯と歯茎の間にある歯垢や歯石を痛みなく取り除きます。 歯茎の溝は歯ブラシでは届きにくい部分なので専用の細い器具を使って定期的に除去していく必要があります。 スクリーンショット 2017-09-21 16.42.37   2)外科治療 初期治療が終わって1ヶ月後に再評価(検査)をします。 ここでも「歯と歯茎の隙間が5mm以上で出血がある」と外科治療をオススメします。 初期治療では、歯と歯茎の隙間が深い場合、 歯茎で覆われている部分を直接目で見て確認できる範囲には限界があり、 歯石やバイ菌の完全な除去ができず、取り残しが発生してしまいます。 外科治療は担当の歯科医師が行います。 外科手術のメリットは、 1、歯肉を開く事により直視下で、歯石やバイ菌を確実に取れます。 2、歯茎が下がるので、ご自身で歯磨きがしやすくなります。 逆にデメリットは、 1、外科なのでご自身の体の負担が大きい。 2、歯茎が下がることで、見た目(特に前歯)や知覚過敏の問題が出る可能性があります。 スクリーンショット 2017-09-21 17.15.18 外科治療前 スクリーンショット 2017-09-21 17.15.39 外科治療後   症状や治療の内容によっては保険適用が可能ですので、担当医にご相談ください。     3)メインテナンス 頑張って歯周病の治療が終わっても、バイ菌はお口の中から死滅することはありません。 除去した瞬間からすぐに増殖します。 バイ菌を減らして歯周病を悪化させないように、安定させることが大事になってきます。 予防のためには、毎日の歯ブラシに加えて、2〜3ヶ月に1度の定期検診を兼ねた 医院でのクリーニングを行う事が必要です。          ]]>

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