オーストリア・ウィーン Medical University of Vienna 2月6日(水)

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久しぶりの、、、ニランジャン!!
久しぶりにあったら、俺の事を二ランをとってJan(ヤン)と呼んでくれって言われた。
イエテボリ大学のJan Lindhe(ヤン リンデ)教授と同じだ!!って自分で言ってた。
相変わらず、面白い男だ!!!
リンデ教授に失礼だから、、、これからもニランジャンでいこう。
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今回の時間割が発表されました。



個人的には、10日のシュラビチャック教授の講義、Interdisciplinary planningがすごく楽しみです。








最初の講義は、ワックスアップでした。



ワックスアップの目的は、
ファンクション(機能)を考えた咬合構築を行う
です。
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僕の左は、ニランジャン(インド、プネ)。




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右は、モハメド(イラン)です。

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それぞれ色分けされているのには意味があります。


ワックスアップを目的をもって行う事によって、将来フルマウスでインターディシプリナリーを行う際に重要になってきます。



矯正、プロビジョナル、補綴、インプラント、、、



咬合構築を行えるチャンスがある時に、しっかりとしたファンクション(機能)をもった咬合構築が可能となります。





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今回は、下顎の第1大臼歯、上顎第1大臼歯、第2小臼歯、第1小臼歯、犬歯をワックスアップしていきます。




まずは、黄色のワックスで支台歯をコーティングしていきます。



シュラビチャック教授のスライドとウィーン大学の方法が若干異なります。



ここで、安香先生の言葉を思い出しました。


『どの学会でも方法は違えど、目指す場所は一緒。なので、郷に入りては郷に従う。』





赤色のワックスで、咬頭を構築していきます。


ワックスアップのポイントは、息を吹きかけながらコーンを作っていく事です。





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とその前に、顎関節の角度を咬合器に反映させなくてはいけません。


今回は、黄色をはめ込みます。





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咬合器を外す場合は、白い部分を解除します。




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この白い部分を解除します。



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右は、ホワイトで10°で設定。

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左は、ブルーで0°に設定。




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Active centric arch、Passive centric arch、Lingual active arch の部分を赤のワックスで盛り上げていきます。


また、頬側の Esthetic functional arch の部分は、グリーンワックスで盛り上げていきます。




ニランジャンは、どうなってるのかな、、、?

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遅っ!! まだ、そこっ???

しかも、おだんごみたいになっとるやんか〜。

息吹きかけろ〜言うたのに〜。


ニランジャン、不器用だったんだね、、、。

不器用だけど、症例は素晴らしい、、、分からないものだ、、、世の中。





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ここで、シークエンシャルテーブルをつけます。


下顎の6番をやるので、6の部分に設置されています。




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それぞれ F(4前歯)、3、4、5、6でガイドの角度が違います。


前歯部にいくに従って、急な角度になっていきます。


また、このシークエンシャルテーブルは、他にも色分けされており、Cadiax(顎機能検査)により、自動的にどのテーブルを使うかコンピューターによりはじきだされます。






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下顎は、ピンモデルといい、すべてが1歯づつ外せるようになっています。
下顎の右側6番をワックスアップしたい場合、下顎の右側67番以外を外します。
7番を残すのは、サポートをさせるためです。



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ガイドさせる距離を5ミリにさせたい場合、黒を取り付けます。




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そうすると、インサイザルピンが、5ミリ移動した状態で固定されます。




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その状態で、ブルーのワックスを盛り上げていきます。




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こういう感じです。




その頃、ニランジャンは、、、、

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完全に間違えてる、、、。
完全に、、、。


しかも、5番遠心のワックスのコーン折れてるし、、、。




モハメドは、、、

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器用なので、僕と同じペースで仕上げていきました!!










で、パッとニランジャン見たら、、、

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寝てるやん!!!

完全に諦めたな、、、。






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2人は、無事に終了したので、最後にキメ!!の写真。






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残念ながら、、、


ニランジャンは、居残りになりました、、、、。




いつもお世話になっているので、みんなでニランジャンを助けました。


頑張れ!! ニランジャン。

















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