2014.07.06 不安や痛みを乗り越えてガミースマイルを克服

診療科目
  • 過蓋咬合(ガミースマイル)
  • 矯正歯科
  • ホワイトニング
術式・装置
  • 過蓋咬合の矯正/TADを使ったベネフィット、下顎是正装置・フォーサス
  • ホワイトニング/TION ホームホワイトニング
  • 嚥下機能異常/舌と唇の筋肉の訓練、上唇・舌小帯切除
治療期間
矯正準備期間:1ヶ月、動的治療:3年 合計:3年1ヶ月

下顎の顎が小さく、上顎の歯が下顎の歯を噛み込んでしまう過蓋咬合でした。また患者様ご自身が歯並び、特に笑ったときの歯茎の見え方(ガミースマイル)を気にされている状態でした。

TADを使った矯正装置を使用して、ガミースマイルを改善しました。今回のケースでは、親知らず以外は抜歯せずに治療を進めました。またホワイトニングも行い、美しく整った状態になりました。

患者様の声

20代/女性/千葉県
矯正治療のきっかけは、ある一枚の写真でした。そこには楽しそうに笑っている私がいるのですが、よく見ると「えっ、私ってこんなに歯茎が出ているの?」と。笑っている自分の写真にショックを受けました。その時は「ガミースマイル」という言葉は知りませんでしたが、とにかく「自信を持って笑えるようになりたい」と、思い切って矯正治療を受けることにしました。
説明は受けていましたが、矯正装置を付け始めた頃は痛かったです。ただその痛みにも慣れてくると、歯並びがだんだん綺麗になっていくのが分かって、嬉しい痛みに変わっていきました。また治療中はいろいろ不安になるものですが、スタッフさんが声をかけてくれたり、治療とは関係ない話で盛り上げてくれたりといった気遣いがとても嬉しかったですし、素晴らしいなと思いました。
治療には時間をかけてしっかりと取り組んでくれました。麻酔をしたり、親知らずの抜歯や、矯正装置を埋めるといった痛みが出そうな治療でもほとんど痛みを感じることはありませんでした。治療には約3年かかりましたが、健康な歯を1本も抜かずに、歯並びを美しく整えていただきました。
矯正治療中は、口の中の違和感や、痛みがあったりと大変なのですが、それを乗り越えられる環境が、栗林歯科医院はどの歯科医院よりも充実していると思います。その励ましに支えられながら治療を終えて、自分の笑顔に自信がもてるようになり、人生が変わりました。矯正治療をして良かったなと心の底から思っています。

検査と診断

CTやデジタルレントゲンの検査結果から、下顎劣成長と口腔内後方にある臼歯部の高さ不足により、下顎の前歯が全く見えないほど噛み合わせが深すぎる過蓋咬合と分かりました。さらに軽度の歯周病と虫歯が認められたため、矯正治療に入る前に治療を終えなければなりませんでした。また、嚥下機能にも異常が見られたため、舌と唇の筋肉の訓練や、上唇・舌小帯切除も必要と判断しました。
親知らずが上下左右に1本ずつ生えいていたので、4本をすべて抜歯しましたが、今回の治療では、この4本以外は抜歯しない方向で進めることにしました。これは矯正治療における栗林歯科医院の治療方針でもあります。
矯正装置については、TAD6本を使って固定式矯正装置を装着することにしました。また、過度に覆いかぶさっている上顎のすべての歯を後方へ、下顎と下の歯を前方へ持ってくるために下顎是正装置・フォーサスを1年間ほど使用する計画を立てました。

予定治療期間:動的治療で約2年間

術式プロセス

矯正治療に入る準備として、歯周病と虫歯の治療を行いました。また親知らずの抜歯4本も行いました。栗林歯科医院では、抜歯すると歯列弓(歯が入る顎のスペース)が小さくなり顎関節症になりやすくなることから、基本的には、親知らず以外は抜歯せずに矯正治療する方針を取っています。
矯正装置は、TADを使用して上下顎とも唇側に固定式装置のベネフィットを装着しました。さらにガミースマイルを治すための固定源として、上顎唇側にTADを2本入れ、上顎口蓋にゴムをつけて後方へ引っぱり、さらに、上下ワイヤーにへこみをつけ、これにもゴムをつけて、噛み合わせを整えながら治療していきました。
矯正治療途中に、動的治療を停止してブラッシング指導を行ったり、患者様自身の審美意識が高まり、こだわりを追求したため治療期間が延びましたが、噛み合わせも仕上がりも美しくすることができ、患者様に納得していただける治療になりました。

完了治療期間:約3年間